暁 〜小説投稿サイト〜
ドラゴンクエスト5〜天空の花嫁……とか、
第7話:大人はいつも勝手だ
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ど、この人は悪いオバケじゃ無いんだよね。(すげ)ー見た目恐いけどね。

「ビ、ビアンカ……見てよ。この人寂しそう(予想)だよ……悪い事はしてない(希望)と思うよ」
「た、確かにそうだけど……でもオバケ退治しなきゃならないんだから、この人をどうにかしないと……」
この幽霊を退治しても何ら解決には至らない……だけどそれが判ってるのは原作知識のある俺だけ。それに下手な事すると呪われそう。

「でも悲しそう(予想)な顔してるし、お話を聞いてあげようよ」
「一番最初に大声で怖がったアルスが、そう言う事を言う!?」
い、痛い所を突いてくる……
心なしかスドー君が笑ってる気がする……

「ぼ、僕は恐がりだから、突然目の前に出てこられたら、大声出しちゃうんだよ!」
我ながら情けない事を言ってるが、真実なのだからしょうがない……
オバケとか幽霊とかモンスターとか関係なく、突然の出現にはビビりまくってしまうんだよ! しかも見た目が(すげ)ー怖ーし!

(ゴゴゴゴゴ……)
俺の一方的な情けな口論をしていると、幽霊の人が右手を挙げ、それに連動し一部の本棚が動き出す。
原作同様隠し階段だろう。

「見て階段があるわ!」
思った通り隠し階段出現に、ビアンカは声を出す。
俺も思わず視線を階段に向け存在確認する。
スドー君は目だけを動かして……

そして視線を幽霊の人に戻すと……既に居なくなっていた。
この先の王家のプライベートルームで待機中かな?
ビアンカに視線を向けると黙って頷いた。先へ進もうとの意思疎通成功。やっぱ俺達ラブラブ!
スドー君とは……よく解らん。



暫く進んで王家のプライベートルームに辿り着く。
そこに入ると、先程の幽霊の人が控えており、か細い声で現状を訴えてきた。
もっとハッキリ喋ってほしい……半透明だし、表情が悲壮感漂ってるし、恐いんだよ!

名前はソフィアさんと言うらしいが、いつも俯いて長い黒髪で表情が隠れてるから、俺は心の中で『貞子(ソフィア)』と呼ぶ事にする。
口に出すと呪われそうな気がするから絶対に言わない!

取り敢えず貞子(ソフィア)の話しも終わったみたいだし、恐いから先へ進む俺達。
ぶっちゃけ半分以上聞き取れてない……でも怖いから先へ進む俺達。
プライベートルームを出て少しした所で「あの女幽霊(ひと)か細い声で話すから恐かったわ……」とビアンカが耳打ちしてきた。
井戸から出現すると、もっと恐いんだぜ!

「僕もチビリそうだったよ(笑)」と言い返すと、
「やだぁ〜アルスったら(笑)」と会話が弾んだ。
よしよし……良い感じになってきたぞ! ラブラブ感上昇中!
スドー君とは……うん、まぁ良いでしょ!



下の階へ移動し、周囲を見回す
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ