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魔法少女リリカルなのは〜転生してうちは一族になりました〜
プロローグ「ふざけた女神」
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それくらいはわかる。
NARUTOはよく見ていたし、この衣装が忍界大戦時のうちはオビトのものだとわかった。
前世の自分の記憶はなくとも、一部の記憶は頭に何故か入っている。
そしてあとこの格好はなんだ?
……
おい、この格好はたしか……
『は〜い♪NARUTOで出てくるうちはマダラの容姿です〜♪しかも写輪眼つきですよー』
斬った。
女神の発言に我慢できずに、女神の胸元を取り出したクナイで斬り捨てた。胸にできた切り口から蜃気楼のように霧散していく女神。
もはや顔も思い出すことのできない、両親からもらった体を勝手に変えた女神が許せなかった。
『もう〜!いきなりなにするんですか?プンプン!神の私じゃなければ死んでますよ〜!』
いつのまにか背後に立っていた女神は何事もなかったかのように、吐き気のするようなセリフを相変わらず話す。
神を殺せるとは思ってはいなかった。
ただこのふざけた女を一発ブン殴ってやりたかったのだ。
拳を使わないでクナイで斬り掛かったことにツッコまないでほしい。
『……頼むから普通の容姿にもどしてくれないか?どう考えてもこの眼は気味が悪い---』
『あっ!時間が来ちゃいました!』
『は?』
『それでば転生ライフを楽しんでくださいー♪バッハハーイ♪』
『ちょっと待て!!オマエは回避不能の死の呪文か!?それとも直撃コースの台風か何かか!?なっ!?』
叫んでいる間もなく全身から浮遊感を覚え、足元を見て驚愕する。
物凄い引力が出ている穴が足元に現れ、俺を引きずりこもうとする。
『ちょっと待てェェェェェェェェェェェ!!!』
吸い込まれながら、ちょっと待てというセリフが俺の口癖なんだなと思いながら俺の意識はブラックアウトしていった。
こうしてこのふざけた女神との出会いから、俺の第二人生が始まった。
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