34部分:第三十四章
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今更であった。
「そちらも」
「貴方はどうするのかしら」
「私は静かな旅ですよ」
これは本当のことだ。彼は沙耶香とは違いそうした楽しみはしないのだ。
「静かに東京までね」
「そう。じゃあまた東京でね」
沙耶香が最後に声をかけた。
「また。会いましょう」
「はい、また」
速水もまた別れの挨拶を返した。
「これで」
二人は別れ沙耶香は空港へ、速水は駅のプラットホームへ向かった。そうしてそれぞれの道で東京へ帰るのだった。愛しの魔都へ帰るのだった。
占術師速水丈太郎 白衣の悪魔 完
2007・5・15
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