歌い手、まだ見ぬクズとの戦い
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つの宝玉が出てきた。
何だろう、これ?
「これは・・・伝説への挑戦権!?あんな短時間で集めてきたのですか!?」
「ああ。ゲーム自体はそんなに難しくなかったし、面倒だったのは時間を考えなきゃいけなかったことだな」
逆廻君は軽薄に笑ってるけど・・・黒ウサギさんたちの驚きようからすると、そんなに簡単なゲームじゃなかったはずだ。
それを二つもってことは・・・やはり、彼は只者ではないのだろう。
「さあ、後はオマエしだいだ黒ウサギ。どうする?」
「そんなこと、決まっています・・・」
黒ウサギさんはいつの間にかたまっていた涙を拭き、勢いよく立ち上がると僕たちを見回して、
「ペルセウスに宣戦布告します。我らの同士・レティシア様を取り返しましょう!」
そう、高らかに宣言した。
それはいいんだけど・・・誰か、僕に現状を説明してくれませんか?
???
『ギフトゲーム名 “FAIRYTALE in PERSEUS”
・プレイヤー一覧 逆廻 十六夜
久遠 飛鳥
春日部 耀
天歌 奏
・“ノーネーム”ゲームマスター ジン・ラッセル
・“ペルセウス”ゲームマスター ルイオス・ペルセウス
・クリア条件 ホスト側のゲームマスターを打倒。
・敗北条件 プレイヤー側のゲームマスターによる降伏。
プレイヤー側のゲームマスターの失格。
プレイヤー側が上記の勝利条件を満たせなくなくなった場合。
・舞台詳細 ルール
* ホスト側のゲームマスターは本拠・白亜の宮殿の最奥から出てはならない。
* ホスト側の参加者は最奥に入ってはいけない。
* プレイヤー達はゲームマスターを除くホスト側の人間に姿を見られてはいけない。
* 姿を見られたプレイヤー達は失格となり、ゲームマスターへの挑戦資格を失う。
* 失格となったプレイヤーは挑戦資格を失うだけでゲームを続行することはできる。
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、“ノーネーム”はギフトゲームに参加します。
“ペルセウス”印』
なんだか色々と飛びますが、今僕たちは白亜の宮殿の前にいます。
あの後、黒ウサギさんに頼んで現状を説明してもらったのですが・・・何故でしょう?敵対する人が皆、人としてどうかと思う人ばかりです・・・
とりあえず、今回のゲームの目的は完膚なきまでに勝利して、レティシアさんを取り返すこと。これだけ覚えておけば問題ないそうです。
「さて、今回のゲームの作戦だが、大きく分けて三つの役割が必要になる」
「うん、ゲームマスターを倒す係りと見えない敵の索敵、失格覚悟での梅雨払い
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