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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
黒鎧演義・其ノ八
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大人は無知ではないが、時として愚かだ。
大人は気付いていないだけで、子どもたちは意外なほど大人をよく見ている。何故なら子供は大人に倣い社会的規範を学ぶからだ。だから子供は時として大人以上に「真実」を見据えていることがある。
「僕たちは先生たちの思っているほど短絡的な存在ではないんだ・・・」
《だが今回は仕方あるまい。大人には大人の責任と義務がある》
何か言い返したかったが、その理屈も分かるので黙らざるを得なかった。
簡単に何があったかを説明すると、月村邸襲撃が陽色小学校の耳に届いてしまい「海鳴自警団」は活動停止になった。特にこの計画を主導していた僕と由良君、ついでに道ずれで数名の生徒が保護者厳重注意を受けた。
新お父さんと先生には「皆で鬼ごっこをしていたら話がおかしな方に傾いてそうなった」と言っておいた。・・・由良君が事前に用意していた緊急対策マニュアルに従って。ごめんなさい大人の皆さん、子供は貴方達の想像以上に賢しいです。
こうして活動が出来なくなった僕はやることが無くなり、やんちゃした罰もかねて「翠屋」の方の手伝いをすることに。人生初のエプロン・・・気のせいかフリフリが妙に多いけどきっと気のせいだよね!
新母さんがこれを着る様にと言われたけどどうも女の子向けの服っぽいような気がしてならない。いつものようにゼルギウスさんで髪を留めて・・・これでよし?
「いらっしゃいませー」
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サイドテールで可愛らしいエプロンを着たショタっ子が上目づかいでこちらを見ている!
どうしますか?
ニア お持ち帰り
アメちゃんあげる
愛でる
hshsする ▼
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「・・・すいません、この子貰って行っていいですか?」
「駄目です」
僕は非売品です。あしからず。メニューからちゃんと選んでください・・・スマイル?こうですか?
「にぱー」
「「「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!可愛いぃぃぃぃぃぃ!!!」」」
いつの間にやらすうぃーつを食べに来たのか僕を見に来たのか良く分からなくなってしまった。新お母さんが(計画通り!)な顔をしていたけど僕はいい子だから見なかったことにしました。騎士に憧れていたころの僕は何処へ行ってしまったのでしょう。ここで一句。
い
い ず
あ き こ
き い こ た へ
ゃ
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