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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter29「拭えぬ過去」
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もないね」
「でもそうなると一番わからないのは……」
「うん」
この件をスカリエッティの犯行とすれば一番の謎ができる。覇王の天剣を強奪した動機だ。
スカリエッティほどの次元犯罪者がここまで大掛かりに事を起こしたからには理由があるはずだ。
「盗まれたその覇王の天剣の事を調べれば何かわかるんじゃないのか?」
「聖王教会にはどのみち覇王の天剣の事を伝えないといけないから、私が調べるよ」
「僕も協力するよ。無限書庫の古代ベルカに関する記録から、覇王の伝承を調べてみる」
フェイトやユーノがそれぞれのルートから事件の情報を探ると話す。
どんな些細な事でもいいので、情報を見つけたいところ。
スカリエッティの目的を知らなくては、ルドガー達は後手に回る事になるのだから。
それから4人は話しに区切りをつけ、各々の持ち場へと戻り、ルドガーも現場検証を手伝い、スムーズに全てが片付く。
こうしてホテル・アグスタでの機動六課の任務は終わった。
思わぬ再開と、言いようのない不安を渦巻かせながら………。
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機動六課帰還後、ルドガーは部隊長室で、隊長格とシャーリーに混じり任務の報告に参加していた。
もう時間帯も夕方な事からフォワードチームの訓練は休みとなっていた。
任務の報告が終わり、はやてが解散と告げる直前、ルドガーは気になっていた事を尋ねる。
「なぁ、皆」
「どうしたん、ルドガー?」
「いや、ティアナの事だ。ちょっと気になってな」
任務中のスバルへの誤射。ある意味この事件で一番の問題だろう。
任務どころから今後の訓練にも関わってくる事だ。
ティアナの銃の師としては、なにかできる事がないかルドガーは悩んでいた。
「アタシも気になってたんだよ、ティアナのこと……強くなりたいなんてのは、若い魔導師なら皆そうだし、無茶は多少するもんだけど、時々ちょっと度を超えてるっつーか、なんつーかさ。アイツ、ここに来る前になんかあったのか?」
「うん……」
ヴィータの言葉になのはが悲しそうな表情になり、話しを始める。
「ティアナには執務官志望のお兄さんがいてね、ご両親が事故ど亡くなってから一人でティアナを育てていたんだけど……ティアナが10歳の頃、任務中に殉職してしまったの……」
「 ! 」
なのはから聞かされたティアナの過去を聞きルドガーは目を見開く。
だがこれはほんの一部に過ぎなかった。今のティアナの意志を作った過去のほんの一部……。
なのはは言葉を区切り、モニターに一人の男性の写真を表示する。
「ティーダ・ランスター。当時の階級は一等空尉。所属は首都航空隊、享年21歳……」
「……結構なエ
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