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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter29「拭えぬ過去」
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精神から手を引いた。
(彼はいったい……)
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はやて達と別れ、ホテル周辺をまわるルドガー。
ホテル正面付近に着いた時、現場検証を行う調査班と彼らの手伝いを積極的に行うフォワード達が目に入る。
だがその中で、ティアナはいつもと様子が違う。
やはりまだ誤射の事を気にしているようだ。
「ルドガー」
呼び掛けられ声の聞こえた方を見る。
調査班達から離れた所からドレスから陸士隊の制服に着替えたなのはとフェイトがこちらに歩いてくる。
(誰だ?)
歩いてくる2人の隣に、見覚えのない人物がいる事に気付く。
薄い金髪にメガネを着けた、女性のような顔立ちの男性だ。
「はやてちゃんに報告は終わったの?」
「ああ。さっき別れたところだ」
「お疲れさま」
「そっちこそ……ところで」
話しに一旦区切りをつけ、先程から気になっていた男性に視線を向ける。
その意味に気付いたなのはが男性の紹介をする。
「そっか、2人は初対面だったね。ルドガー君、こちらは時空管理局最大のデータベース無限書庫の司書長であり、優秀な考古学者のユーノ・スクライア先生だよ」
「優秀って…言い過ぎだよなのは……えっと、ただいま紹介されたました、ユーノ・スクライアです。よろしく」
「こちらこそ。俺はルドガー・ウィル・クルスニク」
自己紹介を済ませ、堅く握手するルドガーとユーノ。
「ユーノはね、私やなのは、はやての子供の頃からの友人なんだ」
「ルドガー君の出身世界も、実はユーノ君に無限書庫を使って捜索に協力してもらってたりもするんだ
よ」
「そうだったのか……世話になってるみたいだな」
自分のいた世界の捜索が、自分の想像以上に規模が大きい事を知り、驚くと共に罪悪感を覚えてしまう。ルドガーの世界が見つかる見つからないは別として、彼自身は元居た世界に帰還する気は毛頭ない。そういった事から、ルドガーはこういった捜索に奮闘する人物の話しを聞くと、申し訳ない気持ちになってしまう。
「いいえ。他ならぬなのは達の頼みと、その友人が困っているなら、僕も出来る限りの協力がしたいんです。それに僕もルドガーさんの世界には考古学者としても興味がありますから、お時間のある時にでもルドガーさんの世界の事について話しを聞かせてもらえませんか?」
「あまり難しい話しは出来ないけど、簡単な話しなら……それでいいかな?」
「はい。ありがとうございます」
ルドガーの世界の話しを聞きたいというユーノの頼みを、ルドガーは快く引き受けた。
ユーノの人柄からか、心なしかまるでジュードと話しているような気分になる。
そういえば今でも彼は列車マニアを続けてい
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