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神葬世界×ゴスペル・デイ
第一物語・後半-日来独立編-
第四十八章 その意志の強さ《1》
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のはね、いちいち下着なんて履かないの。あんな布っ切れでこの身を隠し切れないから!』
『トモちゃん格好いい――!』
 灯とマギトだ。
 つまり彼女達は普通の女子ではなく、一歩、いや数歩先に進んだ女子と言うこと。
 普通の女子ではない、大人な女子と言うことだ。
「拙者もなりたいもので御座るなあ」
「何か違うことを思っているような……。まあ、そう言うことで御座る。分かったで御座るな?」
「あ」
 と、ここで魅鷺は気付く。
 気付くと頬が熱くなるのを感じ、恥ずかしくなっていった。
 何故か急にもじもじとする魅鷺を見て、今度は介蔵が首を傾げた。
 恥ずかしさから口ごもり気味に、魅鷺は気付いたことを口にする。
「スパッツも言わば下着の一種。拙者、介蔵殿に、拙者の下着、見られたで……御座る、な」
 頬を赤め、こちらの目を直視しながら言ってきた。
 それも、もじもじ付き、でだ。
 これはやばい。
 違う意味でやばかった。
 ちょ――――!!?? これ反則、反則で御座る!! 駄目ー! 来ちゃうで御座る! 耐えねば、今は耐えねばならぬで御座るううう――!!
 心が乱れた介蔵は地面に額を打ち付け、何処に届かせるのかとにかく叫んだ。
 考えては駄目だと、無心になれと自身に暗示をしながら。
 しかし、無理であった。
 とどめが来た。
「これでは、介蔵殿の嫁になる他、道は無いで御座るな。恥ずかしいで御座るが、その、婿になっては……もらえぬか?」
「告白来たあああ――――――――――――!!!!」
 あまりの急展開に、語尾を忘れてしまった。
「で、御座る」
 天に叫んだ次の瞬間、介蔵は大量の鼻血を空にぶちまけた。
 そしてそのまま後ろから地に倒れた。
「介蔵殿!?」
 ほんの冗談のつもりが、こんな事態になるとは思わなかった。
 慌てて駆け寄り、倒れた介蔵の基へと向かう。
 鼻血など気にせずに、魅鷺は血で汚れた介蔵の上半身を持ち上げる。
「大丈夫で御座るか、介蔵殿!」
 まだ意識はある。
 だが鼻血をぶちまけた途端、風が止んだのでどあしたのかと心配した。
 何かの作用なのだろうか。
 もうろうとする意識のなかで、顔色の悪い介蔵は上に見える魅鷺の顔を見た。
 改めて見ると、子どものような幼い顔立ちではなく、強く凛々しい顔立ちだ。
 美しい。
「自分、には、まだやるべきことが」
「もう無理はよすで御座るよ」
「されど、自分は男。こんなことで、やられるわけには」
 やられるとは、恋に落ちるということだ。
「誰も介蔵殿を責めぬで御座る。これ以上は身体に毒で御座る」
「これでは、仲間に示しが付かぬで御座る。きちんとしなければ、示しが」
 示しとは、告白の返事をちゃんとしたかどうかだ。
「介蔵殿!? 介蔵殿! 
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