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仮面ライダーフォーゼ 自分の手で
第二十九章
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をぽんぽんと叩いたり手を打ち合わせる、戦士達の戦いはまさに大団円だった。
 そしてその中でだ、歌星が言った。
「じゃあ今からな」
「ああ、どうするんだ?」
「仮面ライダー部の部室に戻る」
 この城南大学のだというのだ。
「そしてすき焼きパーティーだ、祝勝だ」
「食材はもう勝っているのか?」
「たまたま全部買っていた」
 歌星はアンクの怪訝な問いにあっさりと答えた。
「それでだ」
「鍋もコンロも全部ある」
「それは用意がいいな」
「後は料理をするだけだ」
 それですき焼きを食べられるというのだ。
「だから今から行こう」
「スサノオとの戦いはこれからも続くがな」
 一応だ、朔田はこのことは言っておいた。だが彼もわかっていてそれで言うのだった。
「しかしそれでもだな」
「そうだ、この戦いには勝った」
 だからこの戦いでの勝利を祝うというのだ。
「そうする、いいな」
「わかった、それじゃあな」
 朔田も歌星の言葉に頷いた、そうしてだった。
 ライダー達は仮面ライダー部の部室に入った、そのうえでそのすき焼きを全員で食べて祝った。その朝に。
 火野達は戦いの後の宴にすっかり満足した顔で部室を出た、その扉のところで笑顔で言うのだった。
「じゃあまた」
「次の戦いの時にな」
「戦おう」
 火野だけでなく伊達と後藤もいる、アンクはその手にアイスがある。
 湊もだ、こう言うのだった。
「また会う日まで」
「それじゃあな」
 アンクも挨拶をしてだ、そしてだった。
 火野が如月に手を差し出す、そのうえで言うことは。
「これだけはさ」
「やっておかないとな」
「ああ、じゃあ」
「やるか」
 二人で笑みを浮かべて言い合いそうしてだった。
 握手をした後何度も拳を打ち合わせる、それを伊達達とも行い。
 そのうえで笑顔で別れた、それでだった。
 ライダー達は一旦別れた、歌星は仮面ライダー部だけになったところで如月に言う。
「戦いの後は宴で徹夜だったからな」
「ああ、だからだな」
「今日はこれで休むか」
 学校の講義には出ずにだというのだ。
「また何があるかわからないからな」
「休んでそしてか」
「まただ」
 歌星は遠い目になりつつ仲間達に述べる。
「戦おう」
「そうだな、それじゃあな」
 仮面ライダー部の面々も朝になりそれぞれの家、休息の場所に戻った。今は戦いではなく休息を選ぶ彼等だった、だがそれもまた新たな戦いのはじまりだった。
 如月もそのことがわかっている、それで今ユウキにも言うのだった。
「今からはな」
「はい、お休みですね」
「暫くそうするか」
 こう笑顔で言ってだった、彼は自身のバイクに乗り帰るべき家に戻った。そこでまずはぐっすりと眠り次の戦いに備えるのだった。

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