第二十六章
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「それで」
「それしかないな」
フォーゼもメテオにこう言う。
「最後の戦いだからな」
「そうだ、この場でのな」
そうした意味でまさにここぞという時だ、その時だからこそだというのだ。
それでだ、彼はフォーゼをその姿になろうと提案したのだ、彼自身も含めて。
フォーゼも言うまでもなく応えた、そうして。
彼等はそれぞれコズミックスイッチ、メテオストームスイチを出した。それをセットすると。
二人の全身が光ンい覆われ姿を変えた、フォーゼじゃコズミックステイツ、メテオはメテオストームになった。
その姿になってだ、フォーゼはスサノオを指差して言った。
「皆の絆で宇宙を掴む!」
そしてメテオも言った、戦う姿勢で。
「俺の運命は俺が決める!」
二人でこう言いスサノオに向かう、そうしてだった。
三人の戦いがはじまった、まずはフォーゼの右の拳が超銀河王の身体を撃った、しかしその拳の一撃も。
「くっ!」
「駄目か」
「駄目だ、こちらは痛いがな」
拳に痛みが走っていた、それは金属を打った時の痛みだ。だがスサノオの方はというと。
「相手の方はな」
「いい拳だった」
スサノオもこう言いはする、だがだった。
平然としている、その平然とした面持ちで言うのだ。
「それでは私には通じない」
「そうみたいだな」
「ではだ」
スサノオは次はメテオを見る、そのうえで彼に言うのだ。
「君の攻撃を見せてもらおう」
「ただ見せるだけではない
メテオはこのことを断る、そしてだった。
その左の蹴りを浴びせる、回し蹴りだ。しかし。
その蹴りも効果がなかった、代わりに鈍い痛みが左足に走りだった。
動きが鈍る、だがメテオはその鈍りを最低限に抑えてすぐにスサノオから間合いを離した、すると彼がそこまでいた場所に雷が何発も落ちた。
そしてだ、彼はその雷達を見てフォーゼに言った。
「若し一瞬でも隙を見せればだ」
「その時はだな」
「雷に撃たれることになる」
「それは勘弁して欲しいな」
フォーゼもこうメテオに返す。
「俺は雷に撃たれる趣味はない」
「それは俺も同じだ」
「じゃあいいな」
「ああ、間合いを離していってな」
そうして戦うとだ、フォーゼも応えてだった。
二人は一撃離脱で交代してスサノオにそれぞれの攻撃を浴びせる、しかしどれだけの攻撃を受けてもだった。
スサノオはびくともしない、まるで要塞の様に。
その圧倒的な防御力を確認してだ、フォーゼはメテオに言った。
「こいつは普通にやったんじゃ駄目だ」
「それでは勝てないな」
「ああ、とてもな」
かえって自分達の拳や脚がダメージを受けるだけだった、これではとてもだった。
埓が明かなかった、しかもスサノオの雷は続いているのだ。ラ
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