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ヴァルハラ
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はい、皆さんおはようございます、御伽勇真(おとぎゆうま)です!
いやー、毎度の事ですけど、朝起きると美少女が俺に抱きついて寝てるんですよ、別に自慢じゃないですよ?ただの現状報告です、しかし今日はいつもと少し違うんですよ、いつもは俺の腕に抱きついてるんですけど、今日は俺の頭を抱き締めてるんですよ、つまり俺が言いたいことは・・・
胸に顔が当たって、いや、埋もれてるんですよ!!
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい!!どーしよ!どうすればいいの!?
俺は今までに無い位に混乱していた、俺は今、毒キノコ(?)を食べてしまったせいで子供になっている、そのせいか体に力が全く入らない、つまり自力でこの状況から逃れられないのだ
うわぁぁあああああ!!どうしよう!?えぇ〜と・・・っ!そうだ!
「おい!起きろシロン!」
俺は、俺に抱きついて寝ている美少女、シロンを起こそうとする
「・・・ぅん・・・」
シロンはそう吐息を漏らすと、目をこすり、寝ぼけ眼で俺を見て
「ふぁ・・・マスター、おはようございます」
と、あくび混じりに言った
「ああ、おはよう・・・じゃなくて、早く放せ!胸当たってるから!」
「別に私は構いませんよ」
「俺が構うんだよ!」
そして、シロンは名残惜しそうに俺を放した



「で?どうすれば元に戻れるのかわかったのか?」
と、俺は聞いた
「はい、あのキノコは食べると一時的に子供になるそうです、つまり時間が経てば自然に元に戻ります」
と、シロン
「なるほど、ちなみに一時的ってどれ位なんだ?」
「約1日です」
「そうか、なら後半日で元に戻れるのか」
「そうですね、でも後3日位その姿でもいいと思いますよ?」
「絶対に嫌だよ!」
冗談じゃねーよ!この姿のまま3日なんて絶対嫌だ!ろくに歩く事すら出来ないんだぞ
「ところでマスター」
と、シロン
「なんだよ?」
「その姿で、剣は使えるんですか?」
あー、確かに、試して見るか・・・
俺は手を前に突き出し、手に光を集めた
カッ!と強く光ると、俺の手にはちっちゃい剣が握られていた
「うん、使えるみたいだな、何かちっちゃいけど」
良かった、光の力を使えれば歩けるな
「そうですか、でも力は使わない方がいいですよ」
「何でだよ?」
「その体では力に耐え切れないと思います」
「ああ、なるほど」
そしてシロンは真顔で
「だから移動するときは私が抱っこします」
と言った
なるほど、それが目的ですか
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