マスター現る!
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!?テメェ・・・この間の決着つけんぞ!コラァ」
まぁまぁ顔立ちも整っている方、なのだが・・・。
「グレイ・・・アンタ、なんて格好で出歩いてるのよ」
「はっ!しまった!」
その登場した時の格好がイマイチだ。
なぜか上着やズボンは着ていない状態で、早い話がパンツだけである。
「これだから品の無いここの男共は・・・イヤだわ」
「オオゥ!ナツゥ!勝負せェや!」
「服着てから来いよ」
そう言いながら大樽の酒を樽ごと飲む女性『カナ』。
品の無い、と言っていたはずが、彼女も十分品が無いように見える。
その様子にルーシィは絶句した。
「くだらん」
そんなルーシィの背後から、ナツやグレイよりも大きい男『エルフマン』が現れた。
「昼間っからピーピーギャーギャー、ガキじゃあるまいし・・・漢なら拳で語れ!」
「結局喧嘩なのね・・・」
「「邪魔だ!」」
「しかも玉砕!」
あっさりナツとグレイに殴り飛ばされる。
するとそこにブルーレンズのカラーサングラスの男が現れた。
「ん?騒々しいな」
「あ!『彼氏にしたい魔導士』上位ランカーのロキ!」
「まざって来るね〜」
「頑張って〜」
(ハイ消えたっ!)
キャッキャッと女性といちゃつくロキを見て、ルーシィは頭からズッコケる。
人間見た目は良くても、中身は解らないものだ。
「な、何よコレ・・・まともな人が1人もいないじゃない・・・」
「ん?大丈夫か?」
「え?」
突然声を掛けられたルーシィが顔を上げると、クリムソンレッドの髪が揺れる。
漆黒のつり目が真っ直ぐにルーシィを見ていた。
しばらく唖然としていたルーシィだが、すぐさま目を見開く。
「あ、アルカンジュさん!」
「ほ〜、オレの事知ってんのか。新人?」
「は、はい!ルーシィです」
「ルーシィ、ね。いい名前だな。ミラ、新入りだ」
「あら、本当?」
呼ばれたミラがにこやかにルーシィに歩み寄り、しゃがむ。
「ミ、ミラジェーン!キャ〜!本物〜!」
憧れだったミラに会えて喜ぶルーシィだったが、すぐさま我に返る。
「ア、アレ止めなくていいんですか!?」
「いつもの事だからぁ」
「放っときゃいいんだ」
「あららら・・・」
「それに・・・」
ミラが何かを言いかけたその時、喧嘩集団の方からビンが飛んできて、ミラの頭にクリーンヒットする。当然だが、ミラはパタッと倒れた。
「キャーっ!ミラジェーンさん!」
「それに・・・楽しいでしょ?」
(怖いですぅー!)
むくっと何事も無かったかのように微笑んでミラが起き上がる。
だが、その額からはだらーっと血が流れていた。
「・・・」
「アルカンジュさん?」
「・・・だ」
「へ
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