DAO:ジ・アリス・レプリカ〜神々の饗宴〜
第七話
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く。
リーリュウの武器は細い刀。それを逆手持ちにし、ひらりひらりと舞うように動き回る。時折機械モンスターと接触したかと思うと、機械たちの弱点部分を的確に切り裂き、既に次の行動に入っていた。その戦い方は《舞刀》カガミを思い起こさせる戦いだった、
そして、最も驚愕したのは《ソードスキル》の存在。この世界が一体どのような機構で成り立っているのかはいまだ謎のままだが、なぜかアインクラッド時代に使用できたもの、あらたにALOから出現したものも含めソードスキルが使えるのだ。まぁ、13のユニークスキル情報を保管していたくらいだからきっとどこかにデータがあるのだろうが……。
驚愕はそれだけでは収まらない。カズやハクガ、リーリュウまでもが、それらソードスキルを縦横無尽に使いこなしているのだ。アインクラッドにもこれほどの使い手たちは少なかった。
「もう終わりか?じゃぁさっさと進もうぜ」
大剣用ソードスキル《グラビティアス》で中型機械モンスターを一刀両断したカズは、こちらを振り向いて言った。
「そうですね。あらかた片付きましたか……。では、進みましょうか、みなさん」
ハクガが《セレーネ》をしまい、歩き出す。セモン達も後を追った。
ふと、セモンの中に疑問がわいた。
ソードスキルをここまで再現するからには、限りなくオリジナルに近いシステムが必要なはずだ。ALOでソードスキルが再現できたのは、あそこにSAOの管理システムである《カーディナル》の本体があったからである。
いったいどうやって、小波はソードスキルを再現したのだろうか。
「……細かいことは後で問い詰めるか」
セモンは、仲間たちを追って走り出した。
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