暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
六十五話:やはりイケメンに限る
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しい!
イケメン、最高!!
「そうなんですか……。残念です……」
「あ、じゃあ、これ!私の、連絡先です!この町に来ることがあったら、連絡してください!」
「あ、私も!」
可愛いお嬢さんたちの連絡先をゲットし、名残惜しげに見送られながら、町を出ます。
「……連絡。するのか?」
「しないよ。してどうするのさ」
私が男ならともかく。
女にわざわざ連絡してこられても、あっちだって困るだろう。
記念ですよ、ただの。
「あ、ヘンリーは連絡したい?なら」
「いらねえ」
最後まで言わせてくれないかね、せめて。
「ところで、次の目的地だけど」
「サンタローズだろ?」
いや、そこスキップしてラインハットに行こうかと。
「上手くいってれば、無事なはずなんだろ?俺も気になるし、行こうぜ」
ダメだったときのショックが大きそうだから、ラインハットの件を済ませてヘンリーと別れてから、後で一人で行こうかと思ってたんですけど。
無事だったとしたら、ヘンリーのお蔭ということになるしなあ。
気になると言われたら、
無
(
む
)
碍
(
げ
)
にもできないか。
「うん。じゃあ、行こうか。サンタローズに」
一人なら、号泣しても問題無かったけど。
ダメでもうっかり泣いたりしないように、気張って行こう。
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