暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
序章
妖精の尻尾
[5/14]

[1] [9] 最後 最初 [2]次話
は?」と小さく呟き、ハッピーは首を傾げ、ルーは「何?」とナツの顔を見つめた。










その後、街のレストランでは。


「あんふぁ、いいひほがぶぁ」
「うんうん」
「これで餓死せずにすむよー」
「あはは・・・ナツとハッピーとルーレギオスだっけ?分かったからゆっくり食べなって。なんか飛んできてるから・・・てかお色気代パーね・・・」
「ルーでいいよ」

あわただしく料理を口に突っ込んで喋るナツと魚をかじるハッピー、その2人の横でこれでもかというほど落ち着いて軽い食事をするルー。

「あの火竜(サラマンダー)っていう男、魅了(チャーム)っていう魔法を使ってたの。この魔法は人々の心を術者に引きつける魔法なのね。何年か前に発売が禁止されてるんだけど・・・あんな魔法で女の子を気を引こうだなんて、やらしい奴よね」
「へ〜、あの自称イケメンのおじさん、そんなくだらない魔法使ってたんだ」
「あたしはアンタ達が飛び込んできたおかげで、魅了(チャーム)が解けたって訳」
「なぶぼご」

骨付き肉を齧りながらナツが答える。

「こー見えて一応魔導士なんだー、あたし」
「え、そうなの!?全然見えない!どこかのキャバ嬢かと・・・」
「アンタ、笑顔で失礼な事連発するわね・・・」
「てへ☆」

女のようにルーが微笑む。

「ほぼぉ」
「まだギルドには入ってないんだけどね」
「キャバ嬢だしね」
「違うから!」

相変わらずルーシィをキャバ嬢だと思っているルー。

「ギルドってのはね。魔導士達の集まる組合で、魔導士達に仕事や情報を仲介してくれる所なの。魔導士ってギルドで働かないと、一人前って言えないものなのよ」
「ふが・・・」
「でもねでもね!」

話しているうちに興奮してきたのか、ルーシィの説明に熱がこもる。

「ギルドってのは世界中にいっぱいあって、やっぱ人気のあるギルドはそれなりに入るのは厳しいらしいのね。あたしの入りたいトコはね、もうすっごい魔導士が沢山集まる所で、あぁ・・・どーしよ!入りたいけど厳しいんだろーなぁ・・・」
「いあ゛・・・」
「あー、ゴメンねぇ。魔導士の世界の話なんて分かんないよね〜。でも絶対そこのギルド入るんだぁ、あそこなら大きい仕事沢山貰えそうだもん」

憧れの眼差しで、ルーシィが話し終える。

「ほ、ほぉか・・・」
「よく喋るね」
「さすがキャバ嬢」
「だから違うって!」

ナツとハッピーは若干引いており、ルーは変な風に感心していた。

「そういえばアンタ達、誰か探してたみたいだけど・・・」
「あい、イグニール」
火竜(サラマンダー)がこの街に来るって聞いたから、来てみたはいいけど別人だったな」
火竜(サラマンダー)って見
[1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ