序章
妖精の尻尾
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は?」と小さく呟き、ハッピーは首を傾げ、ルーは「何?」とナツの顔を見つめた。
その後、街のレストランでは。
「あんふぁ、いいひほがぶぁ」
「うんうん」
「これで餓死せずにすむよー」
「あはは・・・ナツとハッピーとルーレギオスだっけ?分かったからゆっくり食べなって。なんか飛んできてるから・・・てかお色気代パーね・・・」
「ルーでいいよ」
あわただしく料理を口に突っ込んで喋るナツと魚をかじるハッピー、その2人の横でこれでもかというほど落ち着いて軽い食事をするルー。
「あの火竜っていう男、魅了っていう魔法を使ってたの。この魔法は人々の心を術者に引きつける魔法なのね。何年か前に発売が禁止されてるんだけど・・・あんな魔法で女の子を気を引こうだなんて、やらしい奴よね」
「へ〜、あの自称イケメンのおじさん、そんなくだらない魔法使ってたんだ」
「あたしはアンタ達が飛び込んできたおかげで、魅了が解けたって訳」
「なぶぼご」
骨付き肉を齧りながらナツが答える。
「こー見えて一応魔導士なんだー、あたし」
「え、そうなの!?全然見えない!どこかのキャバ嬢かと・・・」
「アンタ、笑顔で失礼な事連発するわね・・・」
「てへ☆」
女のようにルーが微笑む。
「ほぼぉ」
「まだギルドには入ってないんだけどね」
「キャバ嬢だしね」
「違うから!」
相変わらずルーシィをキャバ嬢だと思っているルー。
「ギルドってのはね。魔導士達の集まる組合で、魔導士達に仕事や情報を仲介してくれる所なの。魔導士ってギルドで働かないと、一人前って言えないものなのよ」
「ふが・・・」
「でもねでもね!」
話しているうちに興奮してきたのか、ルーシィの説明に熱がこもる。
「ギルドってのは世界中にいっぱいあって、やっぱ人気のあるギルドはそれなりに入るのは厳しいらしいのね。あたしの入りたいトコはね、もうすっごい魔導士が沢山集まる所で、あぁ・・・どーしよ!入りたいけど厳しいんだろーなぁ・・・」
「いあ゛・・・」
「あー、ゴメンねぇ。魔導士の世界の話なんて分かんないよね〜。でも絶対そこのギルド入るんだぁ、あそこなら大きい仕事沢山貰えそうだもん」
憧れの眼差しで、ルーシィが話し終える。
「ほ、ほぉか・・・」
「よく喋るね」
「さすがキャバ嬢」
「だから違うって!」
ナツとハッピーは若干引いており、ルーは変な風に感心していた。
「そういえばアンタ達、誰か探してたみたいだけど・・・」
「あい、イグニール」
「火竜がこの街に来るって聞いたから、来てみたはいいけど別人だったな」
「火竜って見
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