第五章 StrikerS編
第百四十話 『それぞれの思惑』
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姉はそれをすぐに食べて、
「うん、おいしい」
「えへへ〜」
ギン姉が喜んでくれたのでよかった。
それでマリーさんの車を待っている間、
「でも、機動六課でスバルもティアナも生き生きしていてなんか嬉しくなってくるなぁ」
「まぁ、時々いろいろあったりして大変な目に遭うこともあるけど、機動六課に呼んでもらってよかったと今は思うんだ」
「そう。親友もいて憧れの人もいる部隊だもんね」
「あ、ギン姉もあたしの目標なんだよ? もっと強くなっていつか追いつくんだ。待っていてね」
「生意気ね。そう簡単には追いつかせないわよ? 私もスバル以上に強くなるんだから」
そう返されたので、
「が、頑張るよー!」
「ふふ…」
余裕の笑みで返された。
いつかきっと追いつく、いや追い抜くんだ!
それから少し静かになるあたしとギン姉。
でも、少ししてギン姉が言葉を発する。
「スバル。これから先、戦闘機人戦になると思うの」
「うん…」
「……………しっかりと、やっていこうね」
「うん。大丈夫だよ。あたし達には母さんが残してくれたリボルバーナックルがあるし、それに今はキャリバーズも一緒だしね」
うん。ギン姉とキャリバーズがいれば怖いものなんて何もない。
それになのはさん達やみんなもいるから一人じゃない。だからあたしは戦えるんだ。
◆◇―――――――――◇◆
Side シホ・E・S・高町
はやてに部隊長室になのはとフェイトと一緒に呼ばれた。
なにか進展があったらしいわね。
それではやてが話し始める。
「教会の方から最新の予言解釈が来たんよ。
やっぱり、公開意見陳述会が狙われる可能性が一番高いそうや」
やっぱりか…。
それぞれのトップの人達が集まってくるのだから狙うには絶好のチャンスとなってくるからね。
「もちろん警備もうんと厳重になる予定や。
機動六課も各員でそれぞれ警備にあたってもらう。
ほんまは前線まるごとで警備に当たらせてもらえたらええんやけど、建物の中に入れるんは私達四人だけになりそうや」
「まぁ、四人揃っていれば大抵のことはなんとかなるよ」
「前線メンバーも大丈夫。しっかりと鍛えてきてるよ!」
「シグナム達副隊長達も今までにないくらい万全だし」
「みんなのデバイスリミッターも明日にはサードにまで上げていくしね」
「ここを押さえればこの事件は一気に好転していくと思う」
「「うん」」
「そうね…」
「きっと大丈夫だよ」
なのはがそう言う。
それと一つ不安なのは…、
「…そういえば、なのは」
「ん? なに、シホちゃん?」
「最近頭痛がするって言っていたけど、大丈夫?
こないだの出動後から言っているわよね」
「うん。
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