第五章 StrikerS編
第百四十話 『それぞれの思惑』
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話が長くなりそうだからそこまででいいよ? ヴィヴィオもきっとまだわからないから」
料理の具材の話になるとシホちゃんはなにかスイッチが入ってしまうんだよね、昔から。
勉強にはなるからいいんだけどね。
「どういうこと? シホお姉ちゃん…?」
やっぱりヴィヴィオにはまだ難しい話だったらしい。
「んー…つまりはやての言うとおりにママ達のような美人になりたかったらしっかりと好き嫌いはせずに食べようね」
「そうだよ、ヴィヴィオちゃん」
「ツルギ君…?」
「パパもママも料理に関しては色々と厳しいところがあるけどパパの味付け一つでとっても野菜は美味しくなるんだよ!
それに慣れれば生でも美味しいよ!」
それでツルギ君はニカッと笑みを浮かべる。
さすが士郎さんの子供。
料理に関しても知識は親譲りだね。
それでヴィヴィオは、
「………食べる」
「うん! 頑張って、ヴィヴィオちゃん!」
「頑張る…!」
それでヴィヴィオはピーマンを口に入れてなんとか飲み込んでいた。
よかったよかった。
でもツルギ君、本当にヴィヴィオのいいお友達になれそうだね。
この年頃の男の子だと私の偏見かもしれないけど意地悪したりする子も多いかもしれないのにツルギ君は素直で純粋で優しい。
「うん。さすが私と士郎の息子だな」
アインスさんも嬉しい表情を浮かべているしこれが普段のツルギ君なんだろう。
教育がちゃんと行き届いていて他人なのに自慢してやりたい気持ちになる。
「…だってさ、キャロ。どうする?」
「…食べます」
他の席の子にも効果はあったみたいである。
それから食事後にマリーさんが、
「それじゃスバルとギンガをお借りしていきますね」
「わかりました」
二人はいつもの検診でマリーさんとクラナガンの医療センターに行くらしい。
◆◇―――――――――◇◆
スバルはマリー達と医療センターに行く前にティアナと一緒にデータの調べを行っていた。
「これで全部かな…?」
「見つからなかったら勝手に探すわよ。さっさと行ってきなさい」
ティアナにそう言われたのでスバルはオフィスを出ていこうとするが、そこでティアナに呼び止められる。
「あ、そうだ。スバル、あんたが検診の時によく買ってきてくれたアレ!」
「あぁ、チョコポット?」
「そうそう。あたしも出すから隊長達とちびっ子たちの分、買ってきてあげてよ」
「了解!」
それでスバルは出て行くのだった。
◆◇―――――――――◇◆
Side レジアス・ゲイズ
オーリスに機動六課について調べてもらった。
その報告を今聞いているのだが、
「機動六課に関しては何も
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