第五章 StrikerS編
第百四十話 『それぞれの思惑』
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り取りが聞こえてきた。
また違う席では、
「リインちゃんもね」
「ふぇー!? リインは初めから大人でしたー」
「嘘を付け…」
「体はともかく中身は赤ん坊だったじゃねーか」
シグナムさんとヴィータちゃんの物言いにリインははやてちゃんにすがりついていた。
しかし、
「さて、どうやったか。昔はかなり喜怒哀楽が激しかったからなぁ」
「そんなー…」
落ち込むリインの声が聞こえてくる。
当時を知っているから何とも言えないんだよね。
「そう考えるとツルギ君は利口ですよね」
ランがそう言い出す。
それにツルギ君は、
「え、なんですか?」
と、ツルギ君はハテナ顔になっていた。
「うん。…昔のレンを思い出すといつも泣いていたイメージしかないからね」
「ら、ラン姉さん! 昔のことでしょ!」
それで騒ぎ出すランとレン。
「ほらほら。食事中は静かに騒がず食べなさい? でないと、お仕置きをするわよ?」
キランッ! とシホちゃんの目が光る光景を幻視した。
それでランとレンはそれからは静かに食事を食べ始めた。
うん。教育が行き届いているね。
アルトリアさんとネロさんも食事中は黙々と食べているし、シホちゃんの家では食事中は結構静かなのかもしれない。
ランサーさんや志貴さん、アルクェイドさんは食べ終わるとそうそうに出て行ったし。
すずかちゃんとライダーさんも静かに食べている。
というよりライダーさんの視線が妙にエリオとレンに向けられているのが気になる。
…もしかしてかもしれないけど前に言っていた吸いたい発言は本気かもしれない。
二人には気をつけるように言っておかないと。
朝になってライダーさんの手によって色々と二人が抜かれていたら、きっとシホちゃんとフェイトちゃんが思わず卒倒してしまうかもしれないから…。
そんな事を思いながら視線をヴィヴィオに戻すとヴィヴィオはピーマンを残してしまっていた。
「ヴィヴィオ、ダメだよ? しっかりとピーマンも食べないと」
「苦いの嫌い…」
「えー? おいしいよ?」
フェイトちゃん、ナイス援護!
「しっかりと食べないとおっきくなれないんだからね?」
「うー…」
そこにはやてちゃんやシホちゃんがこちらに向いてきて、
「そうやな。しっかりと食べないとママ達みたいに美人になれへんよ?」
「そうよ、ヴィヴィオ。
それにね、ピーマンにはとってもたくさん栄養が入っているのよ。
ビタミンCが豊富で、風邪の予防や美肌効果にも打ってつけよ。
そしてピーマンの青臭さの成分にはピラジンと呼ばれる栄養素が含まれていて、血液をサラサラにする効果があったり色々な病気にも対応してくれる万能な野菜なのよ。
他にも―――………」
「シホちゃん、
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