第五章 StrikerS編
第百四十話 『それぞれの思惑』
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張る…!」
それでツルギ君の手を取りながらだけどヴィヴィオちゃんもなんとか立ち上がった。
「うん。合格だよ。ヴィヴィオ」
「頑張ったね。でも、なのはママは少し厳しいと思うよ…。
ツルギ君がいなかったらヴィヴィオ、一人で立ち上がれなかったと思うよ?」
「フェイトママは甘やかしすぎ。あれくらいすぐに復帰できるよ〜」
「でも…」
それでヴィヴィオちゃんの教育方針について話し出すなのはちゃんとフェイトちゃん。
それを傍目に、シホちゃんがツルギ君に寄って、
「ツルギ君もよく泣かなかったわね。えらいわよ」
「うん! シホお姉ちゃん!」
それをシャーリーさんは見ながら、
「…と、こういうわけです」
「なんだ。なのはちゃんとフェイトちゃんの子供かー…って、えぇええええ!?」
なにか勘違いをしてしまったのか大声を上げるマリーさん。
それから説明をしてなのはちゃんが保護している子供だという事がわかると、
「なぁーんだ。保護児童か。てっきりなのはちゃんとフェイトちゃんの子供かと思ったよ」
「いや、そんなわけないですって…」
「え? そうなの? シホちゃんの秘術で女性同士でも子供が作れるって話を聞いたんだけど…」
「………こういう時に信憑性を持たせてしまうシホさんの魔術が勘違いを引き起こさせるんですよね…」
シャーリーさんはそれで少し疲れた表情になっていた。
マリーさんはそれで頷きながら、
「そうだね。それでだけど、すずかちゃんはまだシホちゃんと子供は作らないの…?」
そんな事をマリーさんに聞かれたので顔を赤らめながら、
「えっと…それは結婚してからということで」
「そっか」
「え゛…!? 結婚するっていう話は冗談じゃなくて本気だったんですか!? すずかさん!」
「え、うん…」
シャーリーさんが驚いていたので了承の意味も込めて頷いておいた。
その後はなにやら小さく「これが百合なのねぇー…」と感心しながら呟いていたけど、もう慣れたし気にしないかな。
◆◇―――――――――◇◆
Side 高町なのは
食事を運んでいる途中で、
「ヴィヴィオ、髪の毛可愛いね」
「うん! なのはママのリボンなの」
キャロに褒められてヴィヴィオは嬉しそうにそう話す。
うん、喜んでくれて嬉しいな。
「アイナさんがしてくれたんだよね」
「うん!」
「いい感じだよ、ヴィヴィオ」
「えへ〜」
それで全員で着席して料理を食べているところ、他の席から、
「しっかしまぁ、子供って泣いたり笑ったりの切り替えが早いですよね」
「スバルのちっちゃい頃もあんなだったわよね」
「え? そ、そうかな?」
と、ティアナとギンガとスバルのや
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