第五章 StrikerS編
第百四十話 『それぞれの思惑』
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ーリーさんは、
「うん。みんないい感じの子達だね」
「そうですね」
「エリオ達ですか? それともデバイスの方…?」
「「両方だよ(ですよ)」」
私とマリーさんの返答にシャーリーさんも笑みを浮かべていた。
私も含めてマリーさんとシャーリーさんもデバイスいじりだから気が合うのかもしれないね。
そんな時にシホちゃんの話で聞いていたヴィヴィオちゃんとツルギ君の二人がやってきた。
「「おはようございます!」」
「あ、えっと…おはよう」
「おはよう、ヴィヴィオ。それにツルギ君」
マリーさんは聞いていなかったのでちょっと驚くような感じで返事をし、シャーリーさんはもう普段のように返事をしていた。
なので私も、
「おはよう、ツルギ君。それと、あなたがシホちゃんから聞いていたヴィヴィオちゃん?」
「? お姉ちゃん、誰…?」
「私は月村すずかって言うんだよ。よろしくね、ヴィヴィオちゃん」
「うん! すずかお姉ちゃん!」
「それじゃヴィヴィオちゃん、いこ!」
「うん、ツルギ君! それじゃ、失礼します」
ヴィヴィオちゃんとツルギ君は手を繋いでシホちゃん達の方へと向かっていった。
そしてその後ろをザフィーラさんがついてきていた。
マリーさんも「ザフィーラ、久しぶりー」と言って撫でている。
「ザフィーラさんは二人のお守りなの?」
「うむ、そうだ」
無駄な言葉は使わずただ返答を返してきてくれた。
「そうなんだ…。そういえば最近人型になった…?」
「士郎との訓練の時だけだな。なるのは…最近はヴィヴィオとツルギのお守りのためにこの形態が定番と化してきた」
「そっか。頑張ってね、ザフィーラさん」
「応援、感謝する」
「…ところですずかちゃんは知っているようだけど、ツルギ君はいいとしてあの子は…?」
「えっと、あの子はですね…」
私達が見る先では、
「ママ〜!」
「お姉ちゃん達、おはよう!」
「あ、ヴィヴィオ! それにツルギ君!」
二人が手を握りながら走っていく。
フェイトちゃんが「転ばないようにね?」と言っているけど、あのままだと二人揃って転びそうだね…。
そして案の定、二人は同時に足をつまずかせて正面から転んでしまった。
すぐにフェイトちゃんが助けにいこうとしているけど、なのはちゃんが、
「大丈夫。地面は柔らかいし綺麗に転んだ。
だから怪我はしていないよ」
「そうね。それに…ツルギ君。男ならそれくらい大丈夫よね〜?」
「う、ん…大丈夫だよ、シホお姉ちゃん…」
ツルギ君はやっぱり男の子だよね。
それで一緒に転んだヴィヴィオちゃんの手を取りながら、
「大丈夫…? ヴィヴィオちゃん…?」
「う、ん…大丈夫」
「立てる…?」
「うん、ヴィヴィオ、頑
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