幕間
Trick@03-2_俺の工場(ファクトリー)に
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「黒妻さんはパワータイプ・・・・ドントレスさんみたいな感じで・・・
でも、走り(ラン)をもう少し鍛えてから道系統の練習を始めた方が・・・」
「なんだろう・・・
入ってきたときに美雪さんが言っていた、女のプライドが粉砕するとか・・・
分かる気がする」
「ありがとう佐天さん」
佐天の肩をガッチリ掴み、美雪はホロ泣きをしていた。
「佐天さんも雪姉ちゃんも落ち込まないで!!
ほら! 信乃にーちゃんも何か言って!!」
「男の前でそんな話はしないでね」
「全部聞いていたんかい!!? それなら反応してよね!!!」
「無視を通すほうが面白いと確信していたから(キリッ)」
「ドヤ顔で何言ってんのよ!? 面白いってだけで女子2人の心に傷をつけるな!!」
「なにを言っているの琴ちゃん? 俺はそういうキャラだよ?」
「そうだったねそうでしたね!! 表向きの顔が丁寧だから直ったと思ったら
よりひどくなっているのは気のせいですか!?」
「気のせいだ。それにしても琴ちゃんのツッコミの技術が上がっているのは
兄として嬉しい限りだよ」
「・・・・・もういいわよ・・・疲れたわ」
「えっと・・・」「・・・・」「・・・・なんですの今のは・・・」
「驚くのはしかたないよねみんな♪ あれが信乃の本当の姿です♪」
「普段の信乃にーちゃんが猫をかぶっているわけじゃないわよ。
あれはあれで信乃にーちゃんに間違いない。昔と一緒よ。
でも、プライベートで私達にはふざけた事をいうのよ!
ほんの偶にしかふざけないくせに! 内容がイライラする!!」
「琴ちゃん落ちついて」
「誰のせいよ!?」
「琴ちゃんの反応の良さに少し調子に乗っちゃったな。
ごめん、今から自重する」
悪びれもなく信乃は謝っていた。
「でも本当に前より嘘吐きがひどくなっている気がする。
悪い意味でも良い意味でも」
「旅していたときに師匠にあったから。教え直してもらった」
「師匠って、姫母さんが『師匠』って呼んでいた
個性があまりない男の人でしょ♪?」
「・・・・ひどい言いようだけど俺も同感だからスルーしておく。
その師匠で当っているよ。小さい時も遊びに来てくれた時に習っていたけど、
今度は間違いなく師弟関係として戯言を教えてもらったんだ」
「へ〜♪」
「信乃さんとそのお母様が『師匠』とお呼びするぐらいですから、
それほどすごい人なのでしょうね」
「いや、全然すごくはない」
『え???』
謙遜と言った雰囲気は一切ない。
信乃は人に対して過大も過小の評価もしない。そ
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