幕間
Trick@03-1_ツンデレ!!
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」
「ん〜〜、ないな」
信乃の反応で少しだけ佐天ががっかりしたような、安心したようは顔をした。
他の3人も今さら確認するまでもない事だったので、格別反応はなかった。
「ないなって、即答? それはそんな事態は起こさないって意味?
それとも私達に女としての魅力が無いって意味?」
「両方。そんな事態は起こさないし、琴ちゃんにはそんな魅力はないし」
「ほう? 信乃にーちゃん、もう一回言ってみて」
バチバチと額から青い電撃が漏れ出していた。
「もう一回言ってもいいんですか?」
信乃はヘラヘラと笑い御坂を挑発する。
小さい頃から御坂をからかっては楽しんでいた信乃。
学園都市に戻ってきた当初はギクシャクした関係で
あまりふざけた会話が無かったが、最近では頻繁に兄妹漫才を披露していた。
ふと、マンションの廊下から下の駐車場が見えた。
そこには駐車しようと入ってきたばかりの車があった。
「あれ、あの車は黄泉川さんだ。やましい事が無いっていっても
警備員に4人が入るところを見られるのは少しまずいですね。
皆さん、この階の一番奥の部屋ですけど少し急ぎましょう。
ん? 黄泉川さん、下手な駐車ですね。あんな運転でよく警備員なんて・・・
おいおい、そんな技術で私のワゴンの隣に停めないでくださいよ。
だいたいなんでわざわざそんなすぐ隣に・・・ちょっと・・ちょ、おいこら!
てめえ! なにをするつもりだあんたは!」
黄泉川の運転を見ながら信乃の表情と口調は変わり、最後には怒鳴り声になった。
「部屋のカギ空いてるから先入ってて!!」
階段を駆け下りながら4人に言って去って行った。
「結局男の人の部屋に入るって話は・・・まあいいや」
「私に魅力が『ないな』で片付けられた事、戻ってきたらとっちめてやる!」
佐天と御坂は別々の反応をし、4人は部屋へと向かった。
「カギ空いてるって言っていたけど本当に勝手に入っていいんですか?」
ドアノブに手をかけた御坂だが、今まで空気だった初春が「空気じゃないです!」
失礼。空気を読まない初春の言葉で御坂が止まった。
「別にいいんじゃない? それに黄泉川さんって私達も会ったことあるでしょ?
顔見られるほうがダメだと思うわよ」
そう言って御坂はドアノブを捻った。
予想通りガキは掛かっておらず、すんなりとドアが開いた。
そして予想外にも無人と思っていた部屋には一人の少女が座っていた。
「いらっしゃい♪」
御坂美琴の義理の姉にして西折信乃の家族、西折美雪がいた。
「・・・・・何で雪姉ちゃんがいるの・・・」
信
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