暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
幕間
Trick@03-1_ツンデレ!!
[4/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

 街中をバイクで逃げ回っていた人でしょ!? しかも2人乗りで!!
 ビルの屋上や中を走り回っていたのニュース特番で見た!

 CGやスタント抜きであんな運転できる人、いるなんて信じられなかったよ!」

佐天が興奮したように語った。

「人材派遣会社の人が警察相手に逃げ回るなんて・・・
 どうやったらそんな状況になるのよ?」

「そんなすごい人が持っている免許ですの?

 それでしたら余計に信乃さんが持っているはずがありませんわ」

「白井さん、これは私の知っている人が体験した話です」

「な、なんですの信乃さん? 急に真剣に話し始めて・・」

「とある男性が、女性と一緒に車に乗った時の話です。

 どうしてそうなったのか、その状況は省略させてもらいますが
 女性が運転して、男性は助手席に座って車を走らせていました。

 ふと男性は思い出したのです。女性は十代から孤島で生活しているので
 免許を取る暇がなかったのでは、無免許運転ではないのかと。

 恐る恐る、男性はこの事を聞いてみました。すると女性は答えました。

  『あら、馬鹿にしないでくださいよ。いくらわたしが箱庭育ちの
   世間知らずだからって、それくらいのことは弁えています。
   十八歳になったとき、ちゃんとお金を払って買いました』

 とね」

「この場面でなぜその話をしますの!?
 もしかして信乃さんも買いましたの!? 免許を!? お金で!?
 そもそも免許は買うものでは「あ、着いた」 ヘブッ!?」

信乃が急ブレーキを踏んだために白井の言及は強制停止させられた。
というより運転席の椅子に顔面から突っ込んだ。

「この寮の4階、一番奥の部屋です。さぁ、行きましょう」

信乃の先導に4人が、白井は顔を押えながらついて行った。

「結構いい寮ね。1つの部屋も大きいみたいだし。

 これなら5人が泊っても大丈夫そうね」

御坂は寮の外観から1部屋の大きさを予想して言った。

「そうですね。以外と広いですし大丈夫ですよ。

 この寮は学生だけでなく、教師も使っている人がいるので大きめに設計されて
 作られたと聞いた事があります。私も部屋の大きさでここを決めましたから」

階段を昇りながら信乃が説明していった。

「今さらですけど・・・・一人暮らしの男性の部屋に女の子が入るってのは・・」

佐天は顔を少し赤くしながら言った。

信乃にそのような心配は一切ないがために今まで3人(佐天抜き)は
気付かなかった。

もちろん佐天も信乃を信頼しているが、好きという感情を持っているがゆえに
気付いてしまったのだ。

「そういえばそうね。信乃にーちゃん、襲ってきたらだめよ?
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ