第一章
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断は出来ないですね」
「そうだな、まあイスラエルを応援する訳じゃないが」
この辺りは個人的な感情である、実はフザイファはイスラエルが好きではない。
「それでもな」
「イスラエルには頑張ってもらってですね」
「あの連中を壊滅させて欲しいものだ」
こう言うのだった。
「そうすれば厄介ものが一つ減る」
「ですね、そうなれば」
「だからそうなって欲しいがな」
「ですがそれはですね」
「ああ、あまり期待しない方がいいな」
自分達がやるものではない、イスラエルがやるものだ。それではどうなるかわかったものではないからである。
「それにいないからといって何もしない訳にもいかないからな」
「情報収集を続けてですね」
「それで何をしてきてもいいようにしておくか」
「そうですね、テロだけは放っておけないですからね」
「連中は本当にピラミッドやスフィンクスを狙って来るからな」
フザイファは目を顰めさせて窓の方を見た、そこからそのスフィンクスやピラミッド達が見える。彼はスフィンクスの鼻、ナポレオンが大砲で吹き飛ばしてなくなったその鼻を見つつ言った。
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