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変わった鯨
第一章
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で話をしてそうしてだった。
 周りにいる同僚達に適当に声をかけて艦内に入ってそのセブンブリッジをしようとした、だがその時にだった。
 ウィリアムはふと海が目に入った、このこと自体は大海原のど真ん中にいるのでどうということはない。だが。
 その右手を見てこう言ったのである。
「あれ、何だありゃ」
「どうしたんだ?」
「いや、あそこにな」
 その海を指差してトムに言う。
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