12部分:第十二章
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殺人者です」
快楽殺人者という言葉を出してきた。これは現代的なようでいてそうではない。昔からあるものだ。そうした者をえてして狂人と呼ぶのが歴史の常である。
「一番嫌な相手ですね」
警部はその快楽殺人という言葉にまた嫌悪感を露骨に見せてきた。ついついまたハンカチを取り出してそれで手を拭く。
「楽しみだけで反抗を重ねるというのは」
「例えばです」
速水はここで言う。
「犯罪のパターンでありますね。ただ万引きをしたい、痴漢をしたいというのは」
「はい」
警部は速水のその言葉に頷く。
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