第三章
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ね」
「ねえ、大丈夫!?」
彼女がまた私に言ってくる。
「これってまさか」
「彼のことよね」
「ええ、大丈夫なの?ニューヨークでしょ今」
「彼がいるのはメトロポリタン歌劇場だけれど」
ツインタワーではない、それを考えると大丈夫だった。
けれど同じニューヨークにいるので不安になった、それですぐにだった。
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