第1章 剣の世界
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
2022年11月6日 日曜日 午後1時
遂にこの時がきた。
ソードアート・オンライン正式サービスが開始されたのである。
ヤマト「久々の街だな...遂にきたんだ!」
ここ《はじまりの街》の噴水前で感傷に浸っているヤマト。
?「ヤマト!!」
するとヤマトを呼ぶ声が聞こえた。
声のする方に向くとそこにはいかにもファンタジーとかに出てくる勇者のような容姿をした男性がこっちに近づいてきた。
ヤマトは一目でそれが誰なのか理解した。
ヤマト「キリト! 相変わらずその格好でいくんだな」
キリト「お前は少し容姿を変えてみたらどうなんだヤマト、リアルとあんまり変わらないじゃないか」
ヤマト「あんまり好きじゃ無いんだよな...顔とか変えんの」
キリト「全く...んじゃとりあえず武器屋に行くか!」
ヤマト「了解!」
二人は会話を終え一目散に武器屋に走り出した。
?「おーい! そこのお二人さん!!」
武器屋に寄る途中で一人の男性に呼び止められた。
赤髪に赤いバンダナを着けた戦国時代に出てきそうな若武者をイメージしそうな男性だった。
?「ハァ...ハァ...その迷いの無い走りっぷり、あんたらβテスターかい?」
ヤマト「ええ、そうですけど...」
ヤマトがそう答えると男の表情が明るくなった。
?「おぉ! やっぱりそうだったのか!! 実は俺、VRMMOはこれがはじめてでよ、もし二人が良ければ色々とレクチャーしてほしいんだけど...」
ヤマトは一度キリトを見てみた、キリトはヤマトを見て少し考えたがすぐにうなずいた。
ヤマトはそれを理解して再び男に顔を合わせた。
ヤマト「わかりました、では俺達はこれから武器屋に行こうかと思いますので一緒にいきましょう」
?「おぉ!! ありがとう! 恩にきるぜ!!」
男はヤマトの両手を掴んで握手してきた。
ヤマトは別に不快に思わなかったのでそれを受け入れた。
?「おっと、そういや自己紹介がまだだったな! 俺は「クライン」ってんだ! よろしく!!」
ヤマト「俺はヤマトです、んでこっちが...」
キリト「キリトだ、よろしく」
クライン「ヤマトにキリトだな! こちらこそよろしくな! 後ヤマト、俺の事は別に敬語じゃなくてもいいぜ! なんか固っ苦しいしよ」
ヤマト「そう? じゃあそうさせてもらうよ」
三人はそれぞれ自己紹介を済ませてパーティーを組み、武器屋に向かった。
一通り武器を見終わった後、三人はそのままフィールドに向かった。
クライン「ぬおっ...とりゃっ...うひええっ!」
奇妙な掛け声にあわせて滅茶苦茶に振り回された剣先が、すかすかっと空気のみ切った。
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ