暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
六十二話:初デート的ななにか
[3/3]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
なんだ、この子供のケンカみたいの。
互いに譲らず言い合いを続けるヘンリーとじいさんに、どう言って止めるべきか考えていると。
「はいはい、そこまで」
バニースタイルの女性が、割り込んできました。
「む、なんじゃ、イナッツちゃん」
「ダメでしょ、おじいちゃん。いくら可愛い娘だからって、適当なこと言ってベタベタしちゃ」
「やっぱ適当かよ!」
「ごめんなさいね、お年寄りのすることだから。許してやってくれないかしら。次から、ちゃんと止めるから」
バニースタイルの女性、イナッツさんに宥められて、双方なんとか矛を収めます。
イナッツさんが、私に向き直ります。
「あなたも、ごめんなさいね。って言っても、気にしてなさそうだけど。……って、やだ、女の子よね!?綺麗だし、可愛いのに、なんかカッコいいわね!これで男だったら、絶対惚れちゃうわ!ね、お名前は?」
オープンだなあ。
こんなに言い切られたのは、初めてだ。
「ドーラです。こっちは、ヘンリー」
「ドーラちゃんに、ヘンリーくんね!さ、入って入って。今、お茶淹れるから。おじいちゃんは、私と一緒よ」
ちゃきちゃきと場を仕切り、じいさんの手を引きながら、私たちを奥へと案内してくれるイナッツさん。
勧められた椅子に腰掛け、じいさんとイナッツさんが戻るのを待ちます。
「おい、ドーラ。いいんじゃねえか?もう。指導なんか受けなくても、お前なら仲間にできるだろ」
「うーん。でも、知らない情報があるかもしれないし。やっぱり一応、受けときたい」
「……わかった。なら、俺が、守る」
決意を込めた感じで、言われましたが。
そんな、大層なことか。
とか言ってる間に、お茶とお茶請けを持ってじいさんの手を引いて、イナッツさんが戻ってきました。
なんかもう、イナッツさんが主体みたいだなあ。
介護してるみたい。
「お待たせ!じゃ、おじいちゃん。いいわよ」
じいさんが私の向かいに、イナッツさんがヘンリーの向かいに掛けて、じいさんがもっともらしく頷きます。
「うむ。では、モンスター使いの心得を、教えて進ぜよう」
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ