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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第11話
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矢理意識を戻す。何が起こったか分からなかったが、考えるよりも先に体が後ろにグレネードランチャーを撃つ。爆風に巻き込まれるが、その煙のお陰で状況を理解でき、瞬時に後ろに飛ぶ。だが、後ろにはりヴァイブがいることを思い出し、左に飛ぶ。距離を置いて、今の状況を完全に理解する。
「……ああくそ!やっぱり2機いたのか!!!」
さっきの後頭部への衝撃はもう1機のリヴァイブからの攻撃だったのだ。攻撃は棒状の様な物を持っているようなので、それで攻撃されたのだろう。そして、2機出てきたことによって、こちらは圧倒的不利に陥る。
くそ、まだ意識がはっきりしない。どんだけ思いっきり殴ったんだよ。というか、これじゃリヴァイブの弱点が消えるな……。全く、こっちは一度に二機相手にしたことないのによ……。
俊吾の言っているリヴァイブの弱点とは『火力不足』である。実弾兵器は火力では第三世代に劣るのだ。ましてや、こう言った隠密行動では尚更だ。だが、それは1対1における状態だけである。2対1になると、今度はこちらが圧倒的に不利になる。火力不足、手数の差、そしてこの地形。俊吾はアリーナでしかISを操縦したことがない。今までは戦えたが、今後はどうなるか分からない。
敵を確認すると、何か話しているようだった。俊吾は焦り出す。周り一体が暗くなっているのである。見通しが悪くなってきている。そして、もう一つ気付いた。
ハイパーセンサーが機能していない
先程、後ろからの攻撃に気付かなったのはそのためである。おそらく、楯無が言っていたジャミング効果の一つだろう。ハイパーセンサーが使えないのはかなり不利になる。そして、さっきは気づかなかったが、相手のISは何かゴーグルの様な物をつけている。おそらく、ハイパーセンサーに変わる何かの効果を持っているのだろう。このジャミング下でも使える特殊加工されているのも確かだ。
俊吾は今の状況を整理した。
・ハイパーセンサーが使えない状況に陥り、自分の目と勘だけが頼りになる。
・既に暗くなり、あと十数分で日が落ち、ほとんど何も見えなくなる。
・2対1で、火力が不足していて、相手の装備が未知数。だがそれは、相手も同じはず。
・相手はこちらが戦闘慣れしていないから、先程まで油断していただろうが、それも無くなり手加減が消える。
・シールドエネルギーが残り500弱。
……こっちが不利な状況しかねえじゃん。でも、だからといって、ここで逃げ出すわけには行かない。ここで逃げたらシャルルが危険な目に会う。それだけは阻止しないと。最低限、こいつら2機だけは落とす。それ以降は別に動けなくなっても構わない。
俊吾は心の中で覚悟を決めた。そして、相手と対峙する。相手も話が終わり、タイミングを伺っているようだった。俊吾はさきにサブマシン
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