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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第11話
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かしたら一夏か!?と思い振り返るとシャルル―――もといシャルロットがいた。
「あれ、シャルルどうした?」
「何だか教室にいると巻き込まれそうだったから逃げてきたんだ」
「何だ、お前も一緒か」
「そうだね。それと、俊吾。僕の名前はシャルロットね?シャルルじゃないよ?」
「あ、悪い。無意識だった」
「まぁ、良いけどね。それよりも、俊吾、朝のニュース見た?」
朝のニュースと言うのはカルロスが逮捕されたということだろう。
「まぁな。とりあえず、お前の安全は確保されたって事だな」
「そうだけど……俊吾が関わってたりしない?今回のニュース」
「いや、流石に関わってるわけないだろ。逮捕に関わるのは無理だよ」
まぁ、間接的には関わってるんだろうな。言う必要はないけど。
「そうだよ、ね。何か変なこと言ってごめんね」
「別にいいよ。気にすんな」
時間を確認すると、授業開始五分前になっていた。
「っと、シャル……ロット。授業そろそろ始まるから戻ろうか」
一瞬、シャルルと言いそうになったので頑張って途中で方向修正した。
「何だかシャルロットって言いにくそうだね」
シャルロットは微笑みながら言った。
「まぁ、シャルルってずっと言ってたから言いにくいな」
「じゃあ、何かあだ名つけてよ」
「……何言ってんの?」
じゃあ、の使い方明らかにおかしいだろ。
「言いにくいなら言いやすいように呼んでって意味で言ったの」
頬を膨らませながらシャルロットは言った。
いや、あだ名って言われてもな……。う〜ん、シャルルとシャルロットの共通部分のシャルでいいか。
「じゃあ、シャルってどうだ?俺は凄く言いやすいんだが」
短いし、なんて言ったら起こるんだろうな。だから言わない。
「シャル、か…………。うん!それで良いよ!」
何だか喜んでもらえたみたいだ。即席でなおかつ言いやすさ短さを考えての名前で。まぁ、俺が気にすることじゃないか。
「って、もう時間ねえ!」
話してたせいで授業一分前になってしまった。
「シャル!早く行くぞ!」
「あ、待ってよ!俊吾!」
その後、二人は何とか授業に間に合いましたとさ。
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