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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第11話
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を隠蔽できなかったのか。それが俊吾の中で疑問として残る。何か、圧倒的力に屈服したか、はたまた警察も痺れを切らせ逮捕に至ったか。事実は闇の中に消えていくのだろう。


そして、二つ目。それは今、目の前で展開している。

「シャルロット・デュノアです。みなさん、よろしくお願いします」

「え?デュアノア君はデュノアさんだったってこと?」
「同室の織斑君は知ってたの?」
「そういえば、昨日男子の大浴場開放日だよ」
「え?ってことは織斑君は一緒に…………」

おい待て、大浴場開放日ってなんだ。俺は聞いてないぞ!くそ、風呂は入れる機会を逃した!!!って、どちらにせよ昨日は入れなかったか……。畜生、風呂入りたかった……。と言うか、シャルルの区切りをつけるというのはこういうことだったのか……。

ちなみに、俊吾は傍から見れば何ともないが、制服の下は包帯だらけである。昨日のことは、ほぼ無かったことになりつつある。シャルルが意識を失っていたというのは、貧血で倒れたということになっているらしい。

「一夏―――――――――――――――!!!!!」

そう言って、一組のドアを破壊しながら入ってきたのは鈴だ。そして、何故かISを装着済みである。

…………鈴さん、後で大変だろうな、ドアの弁償。

「あんたは何やってんのよーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

そう言いながら龍砲をぶっぱなす。ああ、一夏死んだなと思っていると、一夏の前にISを展開したラウラが現れる。そして、AICを使い龍砲を無効化する。

「ラ、ラウラか。助かったよ、ありがとう」

この時、俊吾は予感を感じていた。ラウラは何かすると。なので念のため、逃げる準備をしておく。

「気にするな。私とお前の仲だろう」

「え、それってどういう……」

一夏がそう言うと、ラウラは一夏の顔を自分に近づけキスをした。ほ〜らやっぱり、と思いながら俊吾はその場に伏せる。そして、タイミングを図る。

「お、お前を嫁にする!これは決定事項だ!」

「あ、ああああああ、あんたいきなり何してんのよ!!!!」

鈴が怒っている。いや、照れているのか?そこらへんはいまいち分からないが面倒事になるのは確か。一夏は鈴から逃げるために窓に逃げる。その間に、俊吾は匍匐前進で廊下に逃げる。朝のSHRだが、こんな状況ではどうにもならないだろう。

教室から外に出ると教室内から恐ろしい音が聞こえてくる。

ドカーーーン!!!スパーーーン!!!ズドドドド!!!グシャ!!!

最後はとてつもなく恐ろしい音がしたが気にしない。一夏…………生きてたらまた会おうぜ。

俊吾は授業が始まるまでどこかに避難しておこうと思い、どうしようか迷っていると後ろから誰か走ってくる。もし
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