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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第11話
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とした場所で会えると思うわよ」

「それってどういう……」

「まぁ、それは明日のニュースを見れば分かると思うわ」

良く分からないが、明日になれば分かるということなのだろう。俊吾は気にしないことにした。

「それよりも、俊吾くん。良くやったわね。お姉さん驚いちゃった」

「えっと……何がですか?」

「今回の騒動のことよ。俊吾くんの相手したりヴァイブってシールドエネルギー上限が3000行ってたのよ?」

「3000?でも、フランスって2500が上限じゃ……」

「今回が試験運転だったみたい。あの正直、そんなの相手して勝てるなんて思ってなかったもの」

「ははは……まぁ、そうですよね」

「私が途中から助けに入って終わらせるって思ってたから、驚いてるわ。2機とも倒してるんだもん」

本当にギリギリで倒せたのも奇跡に近いんだろう。自分でもそう思う。

「まぁ、ただでは済まなかったけど」

「俺、何かありました?」

「脳震盪に肋骨一本の骨折、あと切り傷多数ね」

「骨折してたんですか!?」

「まぁ、軽いものだから直ぐに治るわよ」

俺こんな場所にいて良いのか……?病院にいるべきじゃ……。

「…………そんなにボロボロになるまで戦わなくても良かったのよ?」

楯無は悲しそうに微笑みながらそう言った。

「俺は……シャルルが守れればそれでよかったんですよ。あそこで逃げ出して次の日、シャルルの姿がなくなってたら俺は後悔しました。だから、絶対にあのリヴァイブ2機は落とそうって思ったんです」

「そう…………でも、次からは気をつけてね?自分の体がないとどうしようもないんだから」

「………はい」

「もう今日は休みなさい。疲れたでしょう?」

楯無は俊吾の額に手をおいた。その手は程よく冷たく、気持ちいい。段々と眠気が支配していく。

「お休みなさい、俊吾くん」

その声を最後に、俊吾の意識は深く落ちていった。

◇   ◆   ◇   ◆

次の日、俊吾は二つのことに驚いていた。

まず一つ、カルロス・デュノアが社長を解任、逮捕されたということだった。カルロスは脱税や麻薬密売の肩代わり、事実の隠蔽など色々とやっていたようだ。それがバレなかったのは、金と圧力のお陰らしい。だが、今回は決定的な証拠があり言い逃れができなかったと言う。今回のIS学園襲撃についてはニュースでは報じられなかった。社長がいなくなったデュノア社はそのまま消えていくかと思われたが、社員一同の倒産させたくないという意思により、存続することになった。しばらくは大変な時期が続くであろう。

これが楯無の言っていたシャルルの安全が保証されたということなのだろう。だが、カルロスは何故今回のこと
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