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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第11話
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ュノア社社長室でその報告を受けたカルロスは物凄い形相になった。

「役立たづが!!!!今回のことにどれだけ金をつぎ込んだと思っている!!!!!」

机を思いっきり叩く。

「はぁ……はぁ…………。全機投入しろ。IS学園を焼き払え」

「それは出来かねます、社長」

「何だと…………。貴様誰に口を聞いていると思ってるんだ!」

「ただの人間に話しかけてるつもりですが、何か?」

「貴様………………!!!」

「それにあなたはもう終わりです」

秘書がそう言うと、十数人の武装した人間が部屋に入ってきた。

「な、なんだ貴様らは!!!」

「カルロス・デュノア。貴様に逮捕状が出ている」

「なっ!!!」

「一緒に来てもらおうか」

何人かの警官がカルロスを押さえつけ、連行した。

「き、貴様ら、俺を誰だと思ってるんだ!!!あのカルロスだ!!!!デュノアのカルロスだぞ!!!!分かっているのか!!!!!!!!」

そう言いながら、社長室からカルロスは出ていった。

「ご協力ありがとうございました」

一人の警官が秘書に敬礼をする。

「いえいえ、私は仕事で行ったまでです」

警官はもう一度、秘書に敬礼をして部屋を出ていった。秘書は、無線機を操り、誰かに連絡を取り始めた。

「全て終わりました、お嬢様。はい……はい……全て手筈通りに……。え、お嬢様はやめろ、と。分かりました。では、また後日、楯無様」

◇   ◆   ◇   ◆

「ん…………ここは……」

俊吾は目を覚ますと、見慣れた天井が見えた。

「俺の部屋……なのか?」

体を起こそうとすると、体に激痛が走った。

「うがっ…………いてぇ……何で、ってそうか。そいや、さっきまで戦ってたのか……」

俊吾はさっきまで起きていたことを思い出す。俊吾の記憶が正しければ、リヴァイブ2機を落とし、アルメルと戦っていた途中でシールドエネルギーが切れて、楯無に助けられた、というのが正しいはずだと思う。

「あのあとどうなったんだろ…………覚えてねえや」

シャルルがどうなったんだろう、と思っていると部屋の入口から音がした。そして、入ってきたのは楯無だった。

「俊吾くん、起きたのね」

「楯無さん…………」

「ああ、心配しなくていいわよ。シャルルちゃんは、意識を取り戻して、ちゃんと部屋にいるから」

それを聞いて俊吾は安堵した。自分はちゃんとシャルルを守れたと、そう思った。楯無は俊吾が寝ているベットに腰掛ける。

「シャルルちゃんね、アルメルに気絶させられただけだったから、体にも異常はないわ」

「アルメル……さんはどうなったんですか?」

「国に戻ったわよ。今度からはちゃん
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