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とある星の力を使いし者
第83話
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るとそれは愛穂からだった。

「恭介、今どこにいるじゃん?
 もうナイトパレード始まってるじゃん。」

「ああ、もうすぐ行くから待ってろ。」

「早くするじゃん。
 手のかかる子供が二人もいて大変じゃん。」

愛穂がそう言った瞬間、電話の声が変わる。

「恭介も早く来て来て、ってミサカはミサカはあの人の腕を必死に掴みながら言ってみる。
 ああ、もう!!逃げないで、ってミサカはミサカは腕を引っ張りながら言い聞かせてみる。」

「離しやがれ、このクソガキ!!
 大体、無理矢理俺を連れてきやがって。
 黄泉川も黄泉川で何とか言いやがれェ!!」

「と、こんな感じで手がかかるじゃん。
 早く来て欲しいじゃん。」

その声を聞いて麻生は思わず小さく笑みを浮かべてしまった。
すぐに行くと伝え、電話を切る。
そして、窓のないビルから飛び降りる。
彼が守った大覇星祭の最後のイベントに参加する為に。
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