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インフィニット・ストラトス 黒剣の死神と謳われた天才
無慈悲な試合
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…いけない……機体が…立たない…けど…なるほどね……そういう能力だったんだ。確かにこれはやっかいな能力だね、“時間”との戦いってことだね)
『くそ!!もうシャルロットは動けない。ヤッパリ棄権させるべきだった!!』
箒が、ガンっと壁を叩いた音が聞こえたと同時にバロウはこっちに飛んできて、僕の目の前に立っている。
「僕の負けだよ。好きにしなよ」
僕は負けを認め、試合を棄権しようとバロウは僕に向かって手を広げた。
『お、おい…まさか…シャルはもう動けないんだぞ?む、無意味だろ、そんなの………や、やめろォー!!』
一夏が叫びながらバロウに静止を求めたが、バロウにはそんな言葉は意味かなかった。
「“カノン”」
ドンッドンッドンッドンッドンッドンッ!!
バロウは動けないシャルロットが気絶するまで無慈悲なまでに砲弾を撃ち続けた。シャルロットの機体はシャルロットを守り終えると光の粒子になり、消えてしまった。
「だから言ったのに。いくら能力を見破ったって…伝えられなきゃ意味ないんだよって」
『勝者 バロウ・エシャロット』
『………バロウ…………なんでだ!!!シャルには、もう抵抗する力はなかったんだぞ!!!』
「なんで?……シャルロットが僕の能力を見破ったからだよ。だから君に伝えられる前にとどめを刺した。それだけ」
バロウのその言葉に一夏は怒りを覚えた。バロウ更に言葉を口にした。
「もし僕の能力が君にバレたら、それは僕の仕事の妨げになるかもしれない。何よりも需要なのは…目的を達成するコトだよ」
『バロウ、お前は俺が絶対に倒す!!!』
ー◇◇◇◇◇◇◇◇ー
「あ〜あ、一番一夏に友好的だっとバロウがこれじゃあ今回の仕事失敗じゃないの真理さん?」
「別にそれはまだ大丈夫だけど、次の試合織斑がバロウの能力『ムービー』を相手にどこまでやれるか見ものじゃないか?」
「確かに。バロウのあの能力はタチが悪い」
「ボクはあの能力嫌いだなぁ〜能力の正体を気ずくまで、時間かかったし。
水月が嫌そうな顔をしてるのを横に真理はケラケラ笑っている。その笑いは次の試合一夏がどんな感じで負けるのかを想像しているのはこの部屋にいる付き合いの長い満月と水月しか知らない。
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