例えばこんな同級生に俺は一体何が出来るんだろ
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か?責任としてカツ丼奢らされるとか?まぁそれ位なら別にかまわないんだけど・・・え?オウカ?何で溜息ついてんの?
= =
「そこのオニーサン、ちょーっと良いかな?」
福音”説得”の準備も兼ねて仮眠を取ろうと部屋に向かう途中、旅館の従業員さんに声を掛けられた。よく見ると昼間ジェーンさんと喋ってた人だ。・・・深夜で室内なのにバイザーをつけ、日本旅館なのにバリバリ金髪の外国人。こうして視ると良く考えなくても違和感バリバリな上に”いる”。ジェーンさんと同じく体内に気配を感じるが、彼女の中にいる子は微かに意志が感じられる。
「わお、そこまで分かっちゃうなんてすごーい!」
「はぁ、良く分かりませんけどどうも」
「ま、それはいったん置いといて・・・実はさぁ、さっきジェーンちゃんが”ニヒロ”を連れて勝手に福音の所に行っちゃったんだ!だからあの子の事が大事なら・・・追いかけてあげてくれないかな?」
うん、何言ってるか良く分からない。えーとつまりジェーンさんがニヒロ君・・・ひょっとして彼女のISコアかな?と一緒に出撃したと。・・・え?何で?というかお姉さんジェーンさんと知り合いなん?
「護衛対象の君を全然守れてないことにガマンならなくなって先に障害を掃う気だね〜・・・でも、福音は暴走してるとはいえあの戦争好きの米国が主導で作ったISだから、いくらあの子でも無事じゃすまないと思うんだ」
「・・・そうですか。それじゃ今からジェーンさん迎えに行ってきます」
実のところ他にも考えるところは沢山あった。このおねーさんが結局何者か分かってないし、護衛という言葉も非常に気になる。「貴方は行かないんですか?」とか「先生にチクるのが先か」とか「他の皆に手伝ってもらおう」とか。”後になって思えば”考えることは沢山あった。
だが俺はその人の「無事では済まない」という言葉のみに全ての気を取られた。
ジェーンさんまでおりむーみたいな姿になると思うと、正直耐えられない。あの時だって俺とオウカにはおりむーを助けることが出来たかもしれないのに、今回自分の同居人が血染めなんて嫌だ。死なれるのはもっと嫌だ。それを見て泣きそうになっている人の顔を見るのが、嫌だ。
笑ってほしい。箒ちゃんにもジェーンさんにも皆にも。笑って安心して過ごすのが一番に決まっている。
「場所、分かるの?」
「ラウラさんからドイツの監視衛星のデータリンクを受け取ったから大丈夫です」
「そう。オネーサンは今回は手伝えないから任せたよ?私もジェーンちゃんの笑顔は見たいしね♪」
ジェーンさんが何故今回に限ってそんな蛮行に出たのかは知らないが、福音に向かったと分かれば夜明けまで待つ暇はない。廊下から下に降りて桜花を展開。周囲への被害も忘れ、フルブーストで月夜に
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