第一幕その九
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あった。
「誰が」
「悪人達が」
「それなら」
それを聞いてまた言う若者であった。やはり何も知らない顔である。
「僕が倒してきたのは悪人達だったのか」
「その通り」
「では善人は」
パルジファルはここでそれとは逆のことについて考えた。
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