第七話 澪を救え!対決アスガルドの神闘士
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よかろう・・・神闘士の誇りも捨て一人の男としてその首叩き落としてくれる!!」
小宇宙を燃やし大河に構えるシグに大河も小宇宙を爆発させファイティングポーズを取った。
「おう!やってみやがれ!シム!」
「シグだあああ!!」
大河の左ストレートとシグの右ストレートがぶつかり合い衝撃で周囲の雪が舞った。
それを見届ける澪は・・・
「ああ・・・男って馬鹿なんだから」
そう言いつつ大河とシグの戦いを見守った。
大河のジャブを防ぎながらシグはカウンターを繰り出すが、タイミングが合わずに自身のガードが崩れた。
「であああああ!!」
大河の右ストレートがシグの胸に炸裂するとシグは体制を立て直し拳を放った。
「オーディン!ソード!!」
「!?ぐああああ!!」
シグの技を浴びた大河が吹っ飛ばされるとシグは己の最大の拳の体制に入った。
「ドラゴン!ブレーヴェストブリザァァァド!!」
「うおおおおおお!!」
シグ最大の拳を浴びた大河が宙を舞い地面に沈むがヨロヨロと立ち上がった。
「はぁ・・・はぁ・・・」
肩で息をする大河にシグは飛び掛かった。
「ティグリスぅぅぅ!!」
「かかってきやがれ!!」
お互いの小宇宙が極限まで高まる。
「ドラゴン!ブレーヴェストブリザァァァド!!」
「ブーメラン!フック!!」
シグの最大の拳と大河のフィニッシュブローが真正面からぶつかり合い大爆発を起こした。
爆風が止むと静かに立ちすくむ大河とシグ姿が現れた。
静寂が漂うが、それ破り静かに呟く大河。
「お前ヒルダさんの本当の気持ち・・・知ろうとしたのかよ」
「何?」
「もう一度・・・自分の耳で聞いてみろよ・・・ヒルダさんの本当の心」
大河の言葉に全ての力が抜けたシグが耳を傾けた。
シグ・・・世界を知りなさい・・・そして戻ってきなさい
「ヒルダ様・・・く!」
涙を流し拳を降ろすシグに大河が振り返った。
「どうした・・・シム!逃げるのか!?」
「黙れ・・・」
大河の目の前から去ろうとするシグは大河に宣言した。
「貴様は満身創痍だ・・・そんな奴の首を取ったころで何の自慢にもならん・・・五体満足の貴様を倒してこそ本当の勝利と言えよう・・・」
「お前」
「私は強くなる・・・その時こそ貴様の首を貰う・・・ティグリス・・・いや・・・大河」
そう呟き傷ついた身体を隠し大河に背を向けて去っていくシグ。
そして
「ぶ!」
口から吐血する大河。
今までのダメージが蓄積し膝をついてしまった。その様子にやれやれと言った表情の澪は大河に肩をかした。
「たく・・・無茶して」
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