第七話 澪を救え!対決アスガルドの神闘士
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の実力を甘く見ていたようだ・・・かくなるうえは貴様の首を取る!」
「・・・おもしれぇ・・・受けて立ってやるぜ!!シム!」
「私の名はシグだ!」
ファイティングポーズを取り小宇宙を燃やす大河。
両者が飛び掛かろうとしたその時
「おやめなさい!!」
大河とシグを止める女性の声が響き渡った。
大河が振り返るとそこにはそこには女性の姿がありそれを見たシグは礼をした。
「ひ!ヒルダ様!?」
「ヒルダ?」
聞きなれない女性の名に大河は戸惑うがヒルダは優しい笑みで応えシグに歩み寄った。
「シグ・・・これはどういう事ですか?・・・私はアテナの聖闘士と戦えなどとは一言も言っていません」
「しかし・・・ヒルダ様!私はこの試練に耐え続けるヒルダ様をお救いしとうございました!」
「その為に・・・無関係な女性をこの地へつれ・・・さらには聖闘士まで巻き込むとは・・・」
目を閉じヒルダは宣言した。
「その罪はとても重い・・・神闘士・・・α星ドゥベのシグ・・・あなたをこのアスガルドから・・・追放します!」
「な!」
「そのゴッドローブは餞別代りに差し上げましょう・・・連れ出しなさい!」
ヒルダの命で衛兵たちがシグを取り囲み外へ連れ出した。そして大河と澪に歩み寄ったヒルダは謝罪した。
「ティグリスの大河・・・澪さん・・・この度は本当に申し訳ありませんでした・・・外までお送りします」
その優しい言葉に戦いが終わったような感覚になりワルハラ宮の外へ出た大河と防寒具を来た澪が雪原へ出ると両膝を付き両手を付いたシグの姿があった。
「シム?」
「シグだ・・・どうした?私を笑いに来たのか?私はすべて失った・・・神闘士としての誇りも・・・男の面目も・・・ヒルダ様への忠誠も」
全てを失い絶望したシグに澪は声もかけられないが、大河だけは違った。
「それで?」
「なに?」
「それでどうするんだよ?シム?」
「シグだ」
「んな事どうだっていいんだよ!!」
大河の拳がシグの顔面に炸裂した。あまりの事に驚く澪。
「ちょっと!虎!」
「うるせぇ!」
澪を付き離しシグに詰め寄る大河。
「お前は・・・アテナの聖闘士の首を・・・この俺の首をとるんじゃなかったのか?エ?」
シグの胸ぐらを掴みその眼をまっすぐ見ながら続ける大河は
「出来ねえよな?出来やしねぇ・・・お前は神闘士ってブランドが無けりゃ何にもできない」
拳を握り締め
「カマ野郎だからな!!」
シグの顔面を殴り飛ばした。
言いたい放題の大河にとうとう堪忍袋の緒が切れたシグは立ち上がり・・・
「これ以上の冒涜・・・もはや我慢ならん・・・
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