第七話 澪を救え!対決アスガルドの神闘士
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吹雪の吹き荒れる景色を窓から見ている澪。するとシグは先程の疑問をぶつけた。
「私が負ける?・・・どういう事だ?」
「あの時の虎は龍座・龍峰との戦いでズタボロだった・・・そんな奴倒して何の自慢になるの?・・・それにあんたと虎は決定的な違いがある」
「決定的な違い?」
疑問に思うシグに澪は一呼吸し答えた。
「虎は『少年』だからね・・・」
「少年だと?」
「本物の少年は純粋だから・・・駆け引きも無い・・・打算も無い・・・ これと決めたらまっしぐら・・・そんな本物の少年のスピリットは・・・変に大人ぶってるあたしや、強いフリしているあんたなんかには負けやしないわ・・・」
「強いフリをしているだと?」
静かに瞳を閉じている澪にシグが拳を握り締めるとワルハラ宮の扉がダーンと開いた。
そこに居たのは・・・
「待たせたな・・・ミヨ・・・」
ズタボロの大河の姿だった。
大雪原で一人立つ氷河。
「・・・何だ?いくつかの小宇宙のぶつかり合いを感じる」
興味が沸いたのかそのぶつかり合いを確かめに行こうと氷河が先へ進んだ。
しばらく歩いているとかつて星矢がγ星フェクダのトールと戦った崖の道に入ると・・・
「ん?」
何かに気付いた氷河。
その視線の先にはうつ伏せに倒れている新たなγ星の男の姿が・・・
だがもっとも氷河が驚いたのは・・・
「これは?」
γ星の男の周辺の岩や氷壁に大河の拳圧で出来たと思われる無数のクレーターが生まれていた。
「奴の拳のあとか・・・これほどの威力とは思わなかった・・・おい・・・大河はどこだ?」
「さ・・・先に・・・」
ボロボロのγ星の男の言葉に氷河は先へと進んだ。
氷河が更に奥へ進むとかつて自身が囚われた水晶の森に辿り着く。
すると
大河により倒されたと思われるデルタ星の男の姿が・・・
「・・・この男完全に白目を剥いて倒れている・・・だが息はある」
拳圧の跡も徐々に少なくなっているという事は大河の戦い方が上がっているという証拠でもあった。
「今の神闘士は3人・・・残る一人は・・・」
その場に留まり氷河はワルハラ宮への方角を見つめた。
ワルハラ宮
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
ワルハラ宮の一室に辿り着いた大河。
その事が二人の神闘士が敗北したという何よりの証拠だ。
「ひどい目に合わなかったか?ミヨ?」
「ミオだっつうの」
ボロボロの大河にいつも通り答える澪。
するとシグは澪を大河の元へ突き飛ばし大河に返した。
澪を受け止めた大河はシグの意図に疑問を感じるとシグは小宇宙を燃やし構えた。
「ティグリス・・・貴様
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