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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0384話
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ら幼児にしか見えない私達が賭けで勝ち続けていた場合……どうなるか予想が付くでしょう?」

 あやかに言われて数秒考え、すぐにそのうんざりとした表情を顔に出す。

「あー、あやかの言ってるのは大体理解した。確かにそう考えると危ないわね」
「そういう事だな。幸い50万ドラクマもあれば金に困るという事もないだろうから無理に稼ぐ必要も無いだろう。それに、俺の賞金もあるしな」

 試合終了後にスタッフの女から渡された封筒を50万ドラクマの横に置く。

「賞金って……ちょっと少なくない?」

 賭けで勝ったドラクマが入ってる袋の横に置くと、よりそのペラペラさが強調される。

「まぁ、オスティアで行われるという本戦ならともかく、俺が戦ったのはここの代表を決める為の、しかも1回戦だからな。賞金が低くてもしょうがない」
「あぁ、なるほど。確かに予選から高額な賞金を払ってちゃ闘技場の経営が成り立たないもんね」

 美砂が苦笑しながらTVのスイッチを付ける。
 基本的に外には出ないようにして宿に引き籠もっているのが多い為に、すでに魔法世界のTVの操作にも慣れたものだ。
 どこかの闘技場の勝利者インタビューなのだろう。何らかの目立つような派手な勝ち方をして注目度を上げた新人といった所か。その画面に映っているのはどこか野性的な雰囲気を感じさせる20代程の男と、赤毛の顔立ちが整った、こちらもまた20代に見える男だった。
 ……どこかで見覚えがあるような顔だが。
 記憶の中からその顔を思い出そうとした次の瞬間。部屋にいた全ての者の目が画面へと集中する事になる。

『僕の名前は……ナギ・スプリングフィールドです』

 赤毛の男がそう言い放った為に。
 言うまでも無く、この魔法世界でナギ・スプリングフィールドという名前は大きい。それこそ名前を冠した闘技大会が開かれる程に。そしてその名前を堂々と使うという事は……

「ネギ、か」
「え!? これネギ君? あ、そうだよ。確かに麻帆良祭でこの格好をしたネギ君と会ってるじゃん私達」
「だよね、円の言う通り確かに私やあやかは会ってる」
「確かにこれはあの時のネギ先生と同じ……という事は」

 チラリ、と俺の方へと視線を向けるあやか。

「ああ。俺と同じく年齢詐称薬を使ってるんだろうな」

 やっぱり向こうも父親大好きのネギだけあってナギ・スプリングフィールド杯に参加する事になったか。

「まぁ、とにかくこれで合流の目処は立ったな」
「そうですわね。でも、それならネギ先生達と連絡を取れれば別に大会に参加する必要も無いのでは? インタビューを聞く限りでは、ネギ先生達はグラニクスという都市にいるようですしそちらに移動して合流した方が……」

 なるほど、その手もあるか。確かにグ
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