魔法先生ネギま!
0384話
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ド杯で勝ち上がって名を売ることらしいんだが……で、名を売るって事は当然目立つ訳だ。そして目立つ拳闘士の事は皆が知りたいと思う。そうすると当然闘技場なりTV局なりがインタビューに来る訳だ」
「あぁっ! なるほど。確かにそうですわ。アクセル君の考えはいけるかもしれません」
最後まで言わなくても理解してくれたのは、さすがに完璧お嬢様といった所か。勉強が出来るという意味では無く、本当の意味で頭がいいんだろうな。
「え? どういう事? 円、分かった?」
「うーん、あんまり」
俺を中心にしてワーワーキャーキャー騒いで追いかけっこをしていた2人が首を傾げる。そんな2人に正解を教えたのは、こちらも俺の言葉だけで内容を理解していた千鶴だ。
「ほら、宿にもTVがあったでしょう? インタビューを受ければ当然それがTVで流れる訳で……」
「あ、そうか! アキラ達もそれを見る可能性があるって事ね」
「そうなるわね。ただし、問題が1つ」
チラリ、と千鶴が上目遣いで俺へと視線を向けてくる。
うーん、年齢詐称薬を飲んでるせいで随分と視線に違和感が。……いやいや。ちょっと待て。これくらいの目線が俺のいつもの目線であって、麻帆良で幼児化したのが異例だっただけなんだ。そっちに慣れてどうする。
「大河内さん達が、今のアクセル君を見て本当にアクセル君と認識出来るかどうか……」
「ですわね」
千鶴の言葉に頷くあやか。円や美砂もそれに同意する。
「あー、それは確かに。こんな角が4本も5本もあるようなのがあの小さいアクセル君だなんて普通は理解できないわよね」
「うんうん。私達はともかく、魔法を知らない子達が今のアクセル君を見たら逃げ出すのは間違い無いしね。特に夜中に街中なんかであったら鳴滝ズとかは速攻気絶しそうだし」
「何せネギ君やアスナ達からは大魔王って言われてるくらいだしね」
何か、微妙に貶されているような気がする。
「まぁ、大魔王云々は置いておくとしてだ。例え俺の姿を見て自分の知ってるアクセルと認識は出来なくてもアクセル・アルマーという聞き覚えのある名前には興味を持つだろう。そうなれば、少なくても何の手掛かりもないままに魔法世界をウロウロとして大河内達を探すよりは接触出来る可能性は高い。何しろネギと同じ名字のナギ・スプリングフィールド杯にクラスメイトである筈のアクセル・アルマーという見覚え、聞き覚えのある名前の選手が出てるんだからな。それに、前に言ったようにネギ達との合流もより確実性が高くなるだろうし」
「そう、ね。確かに何の手掛かりも無いよりはマシかもしれないわね」
円が俺の言葉に頷き、他の4人も頷く。
「それに、ネギ先生達の中でもバッジを持ってる人と合流出来ればバッジの機能を使う事が可能です。
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