修学旅行編
第七話
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魔化す。
「でさ、お前らは何でこんな所に来たんだ?」
「何でって、修学旅行の準備だけど。」
「そ、そうか!奇遇だな!!で、行き先は?」
何とか話を変える事に成功した。だが、秀太の口からは思わぬ言葉が飛び出した。
「京都だよ。今年はキャブみたいな留学生が多いからそうなったんだ。」
「・・・そうか。」
「で、千雨の方は何処に行くんだ?」
「お前らと同じ京都だよ。」
「えっ!本当か!!偶然だな!!!」
キャブの奴が騒いでいるが、私と秀太は沈黙していた。
「そっか・・・向こうでも会えるといいな。」
「私はそうは思わないよ。」
秀太にそう告げると、私はこの場から去って行った。
《ホークSide》
天文台での仕事を終えて、自宅に帰ってきた私の元になんと学園長と千雨の前の担任“タカミチ・T・高畑”先生がやって来た。とりあえず、居間に通してお茶を出す。
確か、学園長は麻帆良の魔法使いのトップのハズだ。何故ここに?とりあえず、当たり障りの無い質問から始めよう。
「あの、千雨が何か問題を起こしてしまったのでしょうか?」
「フォッフォッフォ。そう言う訳では無いよ。娘さんは別に何の問題も起こしておらん。」
「では何故ここに足を運んだのですか?」
「ふむ。それは“魔法”関係じゃよ。」
やはりそれか。
「私と千雨の正体はご存知で?」
「ああ。エヴァから聞いておる?」
エヴァ?ああ、エヴァンジェリンの事か。
「で、どのようなご用件ですか?」
「君達親子にワシらと手を結んでもらいたいのじゃよ。」
やはりそう来たか。
「何もワシの下に着けとは言わん。ただ、麻帆良にそのデストロンやクインテッサの脅威が近付いたら力を貸して欲しいんじゃ。もちろん、報酬はちゃんと出す。」
意外とこちらにとって有利な条件を出してきたな。何か裏があるのか?だが、実質麻帆良を支配している彼とは仲良くしておいた方がいいか・・・
「分かりました。ですが報酬は要りません。同盟と言う形でいかがでしょうか?」
「別に構わんが、二人だけで同盟とは・・・」
「いえ、私たち親子以外にも三人のサイバトロンプリテンダーがこの地球に居ます。皆、海外に住んでいますが。」
「何と!?君ら以外にもおったのか!?」
どうやらこの事は知らないらしいな。まあ、エヴァンジェリンに話した記憶は無いからな。
「分かった。麻帆良は君らサイバトロンプリテンダー五人と同盟を結ぶ事にしよう。」
こうして、我々サイバトロンと麻帆良の間に同盟が結ばれた。では、“あれ”の件を早く済ませないといけないな。
《千雨Side》
修学旅
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