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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
六十一話:オラクルベリーの町で
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みで受け流しながら、やっと!
 念願の、動きやすい、性別不祥な感じの!
 服を、手に入れました!!

「はー、落ち着いた。これで男女どっち付かずな感じで、ナンパもされにくくなるよね!立ち居振舞い次第でどっちにも見えそうだし、使い分ければ!」

 着替えてギャップ萌え要素の消えた私の姿に、ヘンリーがほっとしたような残念なような、微妙な顔をしてますが。
 少なくとも「ぽっ……」とはなってません!
 素晴らしい!!

 女性店員さんの「ぽっ……」は強まった感がありますが、この状態なら余裕を持って受け止められるというものですよ。
 ギラギラした男の集団に囲まれるのと違って、圧迫感が無いし!
 やっぱり、可愛い女性はいいね!

「折角だから、ヘンリーも一着くらい買ってけば?魔法で清潔にできるとは言え、いつも同じ格好ってのもなんだし。戦闘で破れることも、あるかもしれないし」
「そうだな。一着くらいは、買っとくか」
「私も一応、完全に男装する用と、動きやすい女性用も買っとこうかな?買ってもいい?」
「いいんじゃねえか」

 ということで、それぞれ必要なものを選んで、服屋での買い物終了。


 店を出て改めて町に出ると、やっぱり視線は感じるんですが。
 目で追われるくらいで、寄ってきたり、声をかけたりしてくる感じではありませんね!
 良かった、これで日常生活が支障なく送れる!
 一時はどうなることかと思った!

 と、気を抜いた瞬間に、声をかけてくる者が。

「ねえ、君!女の子だよね?すごい、キレイだね!一人?」

 一人ってかヘンリーはいるはずだがって、あれ。
 露店の商人に捕まってる。

 まあ、集団で迫られるので無ければ、試しに話すくらいしてみてもいいか。
 ヘンリーがいたら、話すことすら出来なそうだし。

「連れを、待ってるんだけど」
「君みたいな可愛い娘を、待たせてるの?男?」
「うん」
「そんなヤツ放っといてさ、オレと遊ばない?この町、初めてだよね?色々、案内してあげるよ」

 案内かー。
 さっきの服屋もそうだけど、ゲームのマップだけではわかんないとこあるし。
 地元の人に案内してもらえるのは、助かると言えば助かるんだけど。
 明らかに下心はあるというか、婚活のためにはある程度の下心も持ってもらわないと困るから、そこはひとまずいいとしても。

 一人旅なら試しに着いてって、変な人なら逃げるとかでいいんだけど。
 別に彼氏とかでは無いとは言え、一応は連れであるヘンリーを置いて、ホイホイ着いてくのもなあ。
 二人一緒に案内してくれるということは、無いだろうし。

 と考えていると、脈ありと取ったのか、ナンパ男が馴れ馴れしく肩に手を回してきます。

「ね?行こう
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