第124話 3人の守護剣士
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ル「ねぇリョウ、滅竜魔道士(ドラゴンスレイヤー)の力ってそんなにすごいの?」
真っ暗闇の中、壁を伝いながら竜狩り(ドラゴンハンター)を捜索してる途中、ルーシィが聞いてきた。
リョ「滅竜魔道士は、本物の竜(ドラゴン)に、言葉や文化、魔法を教えてもらった第1世代、体内に滅竜魔法の魔水晶(ラクリマ)を埋め込んだ第2世代、その両方の力を得ている第3世代に分かれているんだ。」
ル「どの世代が一番強いの?」
リョ「時代の流れでは、第3世代が一番最強いらしいけど、竜殺しの魔法を竜に教えてもらったくらいだ。評議委員は実際には第1世代の方が強いと判断している。」
ナツ、ウェンディ、ガジル、竜狩りの奴等は第1世代、ラクサスや、六魔将軍(オラシンオンセイス)のコブラが第2世代、剣哮の虎(セイバートゥース)のスティング、ローグが第3世代だ。
リョ「自らの体を竜の体質へと変換させる太古の魔法(エンシェントスペル)。まぁ、元々は竜迎撃用の魔法だがな。」
炎を食ったり体を鉄に変えたり・・・まるで超人みたいだな・・・
ル「じゃあ、竜狩りの奴等も、十分強いって事でしょ?なのに何で・・・」
リョ「あいつ等は、『強くなりたい』ってゆう願望がでかすぎるんだよ。他人を犠牲にしてまで強くなりたいなんて・・・どうかしてるぜ。」
ル「リョウ・・・」
願いは努力し続けた者のみ叶えられるものだ。
?「努力するなんて時間の無駄なだけよ。」
ル「!!!」
リョ「誰だっ!!」
艶やかな黒髪に、ナツみたいな吊り目に黒いめがねを掛けた、いかにも有能そうな女が俺たちに歩み寄ってきた。服装は女性用の黒いスーツを見事に着こなしている。秘書って感じの女だ。
?「3人の滅竜魔道士はいない。」
黒いめがねを掛け直す。レンズがキラリーンと光る。
?「その他の哀れな妖精は即始末しろとのリーダーのご命令が出ております。あなた方にはここで消えてもらいましょう。」
ル「あなたも竜狩りの1人・・・」
リョ「わざわざそっちから現れてくれるとはな。捜す手間が省けたぜ。」
?「私はただ、1秒でも早く任務を終わらせたかっただけ。時間の無駄ですから。」
さっきから時間、時間、時間・・・いちいちうるせぇな。
ロ「私の名前はロクシー・ニコシーア。さぁ、始めましょう。あなたたちは『時の動き』が分かるかしら?」
ル&リョ「『時の動き』?」
何じゃそりゃ?まっ、戦えばいずれ分かるか。俺は聖剣(エクスカリバー)を1本抜いてロクシーに向かって一直線に駆け出した。
リョ「一心切ッ!!」
赤色に輝く光を放ちながら、聖剣をロクシーに向かって振りかざす。ロクシーは1歩も動かず、冷静に自分の顔の前に右手をかざすと、
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