暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
六十話:広い世界へ
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
頂きます」
マリアさんも、頬を赤く染めて嬉しそうに微笑みます。
こんな、あからさまに女っぽい格好でも有効とは。
私のニコポ
力
(
りょく
)
は、
止
(
とど
)
まるところを知らないね!
「お母様。見付かるといいですね。いえ、きっと、見付かりますわ」
「はい。マリアさんに祈って頂けるなら、きっと見付かります」
タルの中でその辺の事情も、差し支えない範囲で話してしまいました。
私が知らないはず(聞いてない)だなんてことは、パパンと私しか知らないことなので。
マリアさんが、今度はヘンリーに向き直って言います。
「ヘンリーさんも、お元気で。ドーラさんはお強いですが、それでも女性ですから。私が言うまでも無いでしょうけれど、どうか守って差し上げてくださいね」
「ああ。マリアさんも、元気で」
和やかなやり取りですねえ。
色っぽい雰囲気の、カケラも無い。
そこはもう、諦めたけど。さすがに。
ともかく、それなりの友好関係は築かれたようで良かったよ。
会話無かったもん、最初の頃。
しかしヨシュアさんといい、この兄妹は全く。
余計なことを、お願いしないで欲しいんですが。
場合によっては、すぐにも別行動にする所存なので。
そんなこと言って警戒されたら撒きにくくなるので、言わないけれども。
マリアさんと一旦別れ、修道院のみなさんに挨拶するついでに、修道院の中を見て回ります。
家捜しは、しませんよ!
そんな、恩を仇で返すような真似はさすがに!
記念に木彫りの女神像をいただいたり、食堂のおばちゃんの幼い娘さんをまたしてもニコポで引っ掛けてしまい、離れたくないと泣かれてみたり。
わざとじゃ無い、わざとじゃ無いんだ!
フローラさんらしきお嬢様が最近まで使っていたという、特別室を見せてもらったり。
個人情報保護的なアレで、名前は教えてもらえなかったけど。
これは、フローラさんで確定だろうか。フロルスくん(仮)では無く。
……まあ、他のお嬢様かもしれないし。
決め付けるのは、いかんよね。
と、いう感じに準備を済ませ、いよいよ修道院を出て、広い世界に旅立ちます。
マリアさんとマザーにシスター、おばちゃんにまだしゃくり上げてる娘さん、みなさんに見送られて、修道院を出ます。
「みなさん、本当にお世話になりました!それでは、ご縁があれば、また。いずれ」
なんかもう狙わなくてもニコポが発動してしまうので抑え目にしたつもりだったが、やっぱり発動していることに先行きに軽い不安を感じながらも。
泣いてた幼女がなんか誤魔化されたので、まあ、いいか。と自分を誤魔化しながら。
それはさておき。
外に出たからには
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ