第二十四章
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「いいな」
「わかった、それじゃあな」
十二人は一旦それぞれの相手と別れた、そして。
ホロスコープス達の周りを時計回りにそれぞれ激しく駆けだした、そうして彼等の視点と平衡感覚を惑わせて。
そこでだ、アンクが言った。
「今だ!」
「よし!」
「ここで!」
他のライダー達も応える、この言葉と共に。
全員一斉に上に跳んだ、ホロスコープス達も彼等を追い跳ぶ。
だが視点も平衡感覚も狂った彼等は互いのことまで気が及ばなかった、それでだった。
彼等は空中でそれぞれ激しく激突した、普通に激突したならばそれ程のダメージではなかった。だが彼等は空中を凄まじい速さで上に向かって跳んでいた。
それでその衝撃で全てのホロスコープス達がだった。
爆発し空中で消え去った、これでホロスコープス達は一瞬で滅んだ。
ライダー達は着地しそのうえで空中の爆発を見た、そのうえでジェイクが言う。
「いや、一瞬で決まったなあ」
「そうね、かなりの賭けだったと思うけれど」
友子もこう言う。
「けれど上手くいったわね」
「ぶっつけ本番でよくいけたな」
「いや、普通に出来ただろ」
オーズプロトタイプの変身を解いてだ、伊達が言ってきた。他のライダー達もその変身を次々に解いていく。
「今の俺達だと」
「けれどライダー車輪ってかなり難易度高いですよね」
「ダブルライダーが特訓の末に編み出したって聞いてます」
ショッカーライダーとの決戦の前に立花藤兵衛と共に必死の特訓をしてそのうえで編み出したのだ、これで六人のショッカーライダー達を倒したのだ。
それだけの技だ、だから彼等も言うのだ。
「それでも今の俺達ならですか」
「出来て当然だったんですか」
「ああ、そうだよ」
やはり平然と返す伊達だった。
「今の俺達ならね」
「それは私達がそれだけ戦いを知っているということですか?」
美羽は怪訝な顔でこう尋ねた。
「それでチームワークも出来ていたから」
「そうだ」
その通りだとだ、人間の姿に戻っていくアンクが答えた。
「それに対してホロスコープスの連中は中身がなかったからな」
「連携は全くなかったな、確かに」
後藤もホロスコープス達の戦いを思い出しながら述べた。
「そういえばな」
「戦力が互角ならだ」
それぞれの総合戦力が、というのだ。
「それならだ」
「後は連携だね」
湊もアンクのその言葉に頷く。
「確かに」
「そうだ、だからだ」
「俺達は連携を使えばよかった」
火野も気付いた声で述べる。
「そういうことか」
「その通りだ、これで俺達は俺達の敵を倒した」
後はというと。
「次はあいつ等の番だな」
「弦太郎君達ですね」
ユウキが言う。
「最後は」
「さて、何が出て来るかだ
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