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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
宝剣演義・其ノ八
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手だし。前世の後輩にあんな子いたような気がする。
「シャマルは夜天の書相手に何やっとんのや?」
「自分のドジ加減に絶望して管制人格に愚痴聞かせてんだろ」
「管制人格ちゃんさっきから赤ん坊みたいな言葉しかしゃべってないけど大丈夫なの?」
「んー・・・どうだろ。何かずっとあんな感じだし、はやてが話しかければなんか変わるかもしれん」
そんなこんなで皆の関心はゲームから夜天の書に映っていく。ちょっとふらつきながらも自分の足で立ち上がるはやて。足が動くようになったとはいえ長年使ってなかったその足には筋力と経験が足りない。まぁそれは時間が解決するだろう。
私は彼女の足を治した。彼女の運命を変えた。それは彼女のためのも言えるけれど本質的には私の我儘で無理やり変えられたのだ。管制人格ちゃんがうーうー言ってるのもひょっとしたら私のせいかもしれない。
私はあの力を使った瞬間、彼女の人生を背負ったのだと思う。だから私は彼女の足動いたことによって起こった良い事にも悪い事にも責任を持たなきゃいけない。それが私なりの我儘のけじめ。
(・・・なんて柄にもないこと考えたりして!ま、動くから困ったことになるなんて多分ないよね〜♪)
とお気楽に考えつつも、結局責任を忘れられない私はきっと小心者なんだろうなー、と思いつつ、苗も夜天の書との語らいに参加するのであった。
・・・後にその「けじめ」が思わぬ形で彼女の前に現れることになるなど露とも知らずに。
〜こっからおまけ
『この子の名前何にしよっか・・・』
『・・・・・・うー』
『そうだなー・・・ギガンティックただいマンボウなんてどうだ!カッコイーだろ!』
『・・・・・・やー』
『あ行以外の言葉喋ったで!一応意識はあるんかいな・・・』
『じゃあ秘湯混浴刑事エバラとかどう?』
『・・・いやー』
『ちょっとずつ意識戻ってきてるぜはやて!もう一息だ!!』
『どうせわたしは・・・いじいじ』
「なんともまぁ可愛い”闇の書”もあったものですね、グレアム”元”提督」
「馬鹿な、何故浸食が引いている!?あれは防御プログラムが破損して主を蝕むはずだ・・・!実際今まであの子は足の麻痺で動けなかったのに・・・」
「そのようですね。貴方の所持品からそういった資料も出てきました」
そこで少年は目の前にいる狼狽した男に視線を降ろす。食い入るようにモニターを見つめるその男は五十路も後半に差しかかろうかという管理局員。その男――ギル・グレアムを見下ろしながら取調官のクルトは淡々と話を続けた。
「ですが資料にあったような主への悪影響は一切現れず、兆候もきれいさっぱり消え去りました」
「何故か、理由を聞いても?」
「見当は付きますがね。取り敢えず奇跡が起きた
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