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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第67話:暇潰しと穀潰し
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よ、あまりにも暇だったからウルフと『エッチな言葉シリトリ』をやってたんだ!」
暇潰しで行う事じゃないだろう。

「何だそれは……」
「解らない? エッチな単語限定でシリトリをする事だよ! 簡単だろシン君」
「単語自体がエッチじゃなくてもいいんだ……エッチな事に使用するのであればね! 例を上げると、『目隠し』とか『ロウソク』とかだね(笑)」
あれ、どうして俺の言いたい事が伝わらないんだこの穀潰し共は?

「んな事を聞いてんじゃないんだよ! 何でそんな事を今ここで行っているのかを聞いてんの!?」
「何でって……暇だからだけど何か?」
「うん。ウルフの言う通り凄く暇だったから……でもそれが何か?」

「何かって……何でエッチな単語限定なんだよ!? 他の言葉でやれば良いだろ! 俺達以外にも並んでいる人は大勢居るんだから、そんな単語を大声で叫ばれたら迷惑だろ!」
「何が迷惑なんだよ!? 世の中に存在する単語を使って暇潰しを行って何が迷惑なんだよ!」
「そうだそうだ! 『ぼくは純情ボーイだから、聞いてて恥ずかしいからヤメて?』って言うんなら解るが、僕達がどんな迷惑をかけたんだよ!?」

本気か!? 本気で言ってるのかコイツ等……いや、そんなはずない!
絶対ワザと言ってるに違いない。
俺や周囲の人々に迷惑をかけて、心の底で楽しんでいるんだ!
この根性悪共め!

「ウルフとシリトリを普通にやっても絶対勝てないんだ……コイツ頭良いだろ? だから知ってる単語数が膨大で、僕には勝ち目が無いんだよ。だから『限定シリトリ』になるんだ!」
確かにウルフさんと会話してると、その知識量の多さに驚かされる。

「そう……何らかのジャンルで単語を限定すれば、限定したジャンルによっては拮抗した勝負が出来る! で、導き出されたジャンルがコレだ……」
胸張って自慢気に言う事か!?
いい大人がエロ単語を叫ぶ遊び事に、何を自慢してるんだ!?

「お前達うるさいぞ! 今は他の者が陛下の前で、自慢のネタを披露してるんだ……静かにしておれ!」
目の前のトラブルメーカーズに絶望感を感じていると、この御触れを取り仕切っているだろう大臣らしき男が近付き、この二人を厳重注意し始めた。無駄なのに……

「はぁ? そんな事知るかよ……何処にも“待てる間は静かにね?”って書いてなかったじゃんか! 注意事項が何処にも無いのに、因縁付けるのはやめて下さいぃ! 騒がれたく無かったら、至る所に張り紙でもして注意を促せっての……ふざけんな馬鹿!」

「そうだそうだ! 待ってる間“ネタの打ち合わせするな!”とも書いて無かったぞ! 俺達は御触れに参加してるんだから、空いた時間を見計らって練習するのは当然だろ! そんな事も解らないで偉そうに説教してるのか!? 引っ込め阿呆!
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